【一問一答】伏見寅威が攻守に躍動! 際立つベテランの妙味 タッチプレーの極意とは
■パ・リーグ13回戦 ソフトバンク1-3日本ハム(7月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伏見寅威捕手(34)が14日、ソフトバンク戦に「8番・捕手」で出場し、攻守に躍動した。伊藤との道産子バッテリーで強力打線を沈黙させると、打っても七回にタイムリーを放ち、貴重な追加点を挙げた。カード勝ち越しに大きく貢献したベテランの、試合後の一問一答は以下の通り。
「万波の方向に打ってほしかった」
ー価値あるタイムリー
「リードしてましたけどホークス打線は強いので、どうにか追加点をっていう中で、結果が出たのはすごく良いこと。バッテリーとしても、あの1点はメンタル的に大きかったです」
ー万波のレーザービームで華麗なタッチプレー
「あの場面は外野が極端に前だった。周東選手でも刺せる位置まで前進していたのは分かっていた。ゴロヒットであれば、うちの外野陣ならどうにかなるっていう攻め方をした。3ボールになって振ってくると思ったけど、きょうの甲斐選手なら、内寄りは大きい当たりがあるけど、外ならロング(ヒット)はないだろうと。甲斐選手も(バットの)先で打って、イメージと違うバッティングになったと思うけど」
ーゴロを打たせるイメージだった
「そうですね。こっち(引っ張り方向)より万波の方向に打ってほしかった」
ー戦略勝ち
「結果はヒットなので…。四球なら一、二塁で川瀬選手。おそらく投手が代わって宮西さんというところまでは頭にあった。大海の球も落ちてなかったし、甲斐選手は真っすぐが合ってなかったので、あのチョイスになりました」
ー万波の肩を信頼していた
「そうです。万波とはよくコミュニケーションを取っている。うちの外野陣は全員信頼できるけど、その中でも一番信頼できるのが万波のところ。困ったら、こっち(右)方向に打たれても何とかなる。それは自分の中で保険になる。あの場面も少しそのイメージがありました」
ーホームベースの後ろからタッチするように構えていた