高校野球
2024/07/15 12:30

【プレーバック】北北海道大会1回戦 旭川志峯10-3岩見沢農業(7月15日、旭川スタルヒン)

機動力を生かしてコールド発進した旭川志峯=撮影・西川薫
※七回コールドゲーム

 

 22年王者の旭川志峯はエース小笠原大翔投手(3年)、25年ぶり北大会1勝を目指す岩見沢農業は2年生エースの竹藪大翔投手が先発マウンドに上がった。

 旭川志峯は一回無死一、二塁からの三ゴロ併殺で2死二塁となってしまったが、ここで4番・ウメビンユオオケム明(3年)が左翼線を破る先制の二塁打を放って主導権を握った。三回には長短3本の安打で2点を追加。さらに五回に2点、六回にも5点を奪い、コールドペースに持ち込んだ。

 あとがない岩見沢農業は六回にようやく反撃を開始。この回から代わった旭川志峯の2番手・村田光和投手(3年)の立ち上がりを攻め、先頭の3番・竹藪、4番・山岸恵惟左翼手(3年)が連続安打で無死一、二塁。その後、2死三塁から代打の鎌田将光(3年)が中前打でようやく1点を返した。

 岩見沢農業は七回にも先頭からの連打で好機をつくり、2死一、二塁から竹藪が中越え二塁打で2点を返した。7点差に追い上げたが、反撃はここまで。七回コールドゲームで地元・旭川志峯が勝利した。


■3つの三盗など10盗塁と機動力を生かして8大会連続の8強入りを果たした旭川志峯・山本博幸監督(44)
「(盗塁は)そんなにガンガン行く感じではないです。隙があればって普段から言っている。サインを出すことでスタートが一歩遅れる。なので選手の感覚で行ってほしいなって。今日は10本以上のヒットを打ってますけど、打てないことを想定して(失点は)1点でも少なく、(得点は)1点でも多く、1イニングずつ勝負していきたい」

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