高校野球
【プレーバック】北北海道大会準々決勝 士別翔雲4-6旭川実業(7月15日、旭川スタルヒン)
プロ注目の旭川実業・田中稜真が完投&2長打2打点
旭川実業は準々決勝で士別翔雲と対戦し、6-4で逆転勝利。三回に3点を勝ち越してからは一度も追いつかれることなく、北大会ベスト4一番乗りを決めた。旭川実業の先発はプロ注目のMAX152キロ右腕・田中稜真投手(3年)で、失点を重ねる苦しい投球ながら完投し、打撃では左翼越えソロを含む2長打2打点で貢献した。
田中は9回133球を投げ、11安打4失点(自責2)10奪三振の粘投だった。二回に暴投が続いて先制を許し、六回は2連打で1点差まで迫られ、八回には内野安打を含む3連打で失点したが、自身を含む打線の援護もあって何とかリードを守ったまま完投を果たした。
打線は、二回に田中の右中間適時二塁打で同点に追いつくと、三回2死一、二塁から4番・白川蓮也二塁手(3年)が勝ち越しの2点適時三塁打を放った。白川はその後に相手の暴投で生還し、この回は3点を奪った。
五、六回は田中が士別翔雲に1点ずつ奪われたが、1点差に追いつかれた六回の裏には自身が先頭の打席に立ち、初球を左翼越えに運んで再び2点差に戻した。
士別翔雲は3者凡退に倒れた四回、七回、九回以外は全て得点圏に走者を進めて反撃を狙ったが、チャンスに畳み掛けられず、最後まで追いつけなかった。