高校野球
【プレーバック】北北海道大会準々決勝 遠軽1-3白樺(7月16日、旭川スタルヒン)
白樺エース半澤が公式戦初完投
2年連続の4強入りを狙う白樺はエース半澤理玖投手(3年)、10年ぶりに初戦を突破した遠軽はエース左腕・明戸魯偉投手(3年)が先発のマウンドに上がった。
先手を取ったのは白樺。一回1死から2番・久保翔馬一塁手(2年)が四球を選ぶと、3番・川島陽琉中堅手(2年)が左前にチーム初安打。さらに4番・大西遥斗右翼手(2年)も四球で満塁。ここで5番・冨沢悠斗左翼手(2年)の左翼線への安打で2者が生還。主導権を握った。
三回にも1点を追加した白樺に対し、遠軽の反撃は四回。1死一塁で6番・坂地虎太郎中堅手(3年)が左中間を深々と破る二塁打で一走が一気に生還。再びリードを2点差に戻して、中盤へと突入した。
五回以降は、両投手とも力のこもった投球で互いに無失点を続けた。安打数では下回った白樺だったが、接戦をモノにして2年連続4強入りを果たした。
遠軽の明戸は3安打8奪三振ながら、暴投が5、四死球が10と制球に苦しんだ。
■2年連続4強進出を果たした白樺・亀田直紀監督(37)
「これがうちらしい野球。ヒット数では負けるけど、試合に勝つっていう。ずっとこれを言い続けてきた。」
■9回1失点で、公式戦初完投の白樺・半澤理玖投手(3年)
「完投できたとよりも、勝てたことが一番嬉しい。その中で完投できて、自分の成長、チームの成長につながる」