高校野球
白樺が2年連続4強入り エース半澤が7安打1失点10Kで公式戦初完投【北北海道大会】
■全国高校野球選手権北北海道大会第4日(7月16日、旭川スタルヒン球場)
▽準々決勝 遠軽1-3白樺
中学時代慣れ親しんだ旭川で好投
昨夏4強の白樺はエース半澤理玖投手(3年)の好投で遠軽に3-1で勝利し、2年連続の4強入りを果たした。半澤は7安打1失点の10奪三振で公式戦初完投を遂げた。和寒町出身で中学硬式は旭川北稜リトルシニアでプレー。慣れ親しんだ旭川で9年ぶりの甲子園出場をけん引する。
バックに勇気づけられて限界突破
14日の1回戦で四回から〝凱旋登板〟を果たした半澤。この日は高校進学後、3季通じて旭川スルタルヒンで初先発だった。自身最長イニングに「もう限界です。だいぶきつかったです。七回に川島がセンター前をホームで刺してくれた。あのプレーで助けられて、すごい勇気づけられた。完投できたことよりも、勝てたことが一番嬉しい。その中で完投できて、自分の成長、チームの成長につながる」。無失策で支えてくれたバックにも感謝した。
角度のある直球と変化球 合格点の134球熱投
188センチの長身から繰り出される角度のある直球と変化球で、今春の全道4強で打撃が売りの遠軽打線から10奪三振。四回に長打を浴びて1点を失ったが「コースに決まって、強さも良くて、空振りも取れたりした。カーブでカウントを取って、目線を外して決め球でスライダーを使えたので良かったです」。自身も合格点を与える134球の熱投だ。