完全合流した札幌MF近藤友喜が大型補強でのポジション争い激化を歓迎「成長につながる」
■7月16日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
サンチェスと白井がチーム合流
前節のホーム神戸戦後に2日間のオフを設けた北海道コンサドーレ札幌は、リーグ中断前最後の試合となる20日のアウェー浦和戦(埼玉)に向けて練習を再開。攻撃練習や5対5プラスフリーマン2人のパスゲームなどで調整した。先月23日のホーム横浜M戦後から負傷離脱していたMF近藤友喜(23)は全体練習に合流。新加入が発表されたFWジョルディ・サンチェス(29)とFW白井陽斗(24)がチームに合流したが、右WBとして奮闘を続けていたサイドアタッカーは浦和戦での戦列復帰に意欲を見せ、定位置死守に燃えている。また、今月5日の練習中に負傷して別メニュー調整だったGK児玉潤(26)も全体練習に合流した。
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左足の不安払拭 判断に後悔なし
リーグ前半戦の戦いの中で、一気に札幌攻撃陣の主力へと成長した背番号33が、約3週間ぶりに全体練習に戻ってきた。「もう痛みも無いので、浦和戦に向けてやれればいいかなと思います」と、負傷箇所の不安も消え去ったことで、その視界には次節での復帰を見据えている。
今季14度目の先発出場となった横浜M戦(0●1)の試合途中、近藤は左足ふくらはぎに違和感を覚えたという。「止める判断も必要だったかなと思うけど、本当に調子が良かったのでやりたいなと思って、実際にやれてしまったので。この試合に勝ちたかったので、選択に後悔はないです」。
後半ATまで出場しシュート3本
その言葉が示すように、同戦ではフル出場を果たし、チーム最多となる3本のシュートをマーク。後半アディショナルタイム7分には惜しくもGKのセーブに阻まれたものの、右サイドを突破してペナルティーエリア内に進入し、あと一歩で同点ゴールというシュートを放つなど、違和感の影響を全く感じさせないプレーを披露していた。
試合後の検査で肉離れが判明
だが「気にはなっていたけど、全然動けていたので大丈夫かなと思っていたんですけど、検査したときにちょっと(肉離れが)写っていた」と、試合後の検査で左ふくらはぎに軽度の肉離れが判明。前節神戸戦までの4試合を欠場することとなってしまった。