《SHINJOの信条》言ってたでしょ?キーポイントはレイエス。58本ぐらい打つんじゃないかな
■パ・リーグ12回戦 楽天4ー5日本ハム(7月16日、エスコンフィールド北海道)
―お疲れさまでした
「ヘロヘロ(笑)。いや~、こんな勝ち方するとはね~。ピッチャーもよく踏ん張って投げてくれて、レイエスも本当に、ここで打ってほしいところで。レイエスが打った打球も、首が折れるんじゃないかな?っていうぐらい(の角度で行方を追って)ポールに当たってくれー!って感じで、当たってくれた。本当にみんな、よくやってくれてますよ」
―きのうの大敗があって、序盤から重たい空気があった
「きのうのゲームはきのうのゲーム。きのうのゲームみたいな試合の後って、こういう接戦の試合が多い。それを取れたっていうのは、ものすごく選手たちの自信になるし、僕も自信になりました」
―先発の山崎に、なかなか勝ちが付かない
「でもね、こうやって選手たちが同点に追い付いて、サヨナラのゲームをつくれた。山崎くんも運があると思うので、次の登板は期待してます」
―レイエスも獲得当初に期待していた働きを見せている
「言ってたでしょ? キーポイントはレイエスになるって。一回、2軍に落として、日本の感覚、ピッチャーの癖というか、リラックスしながら試合に出てもらって、いいタイミングで上げようという気持ちでした。それからずっと調子がいい。すごいペースでホームラン打ってますよね? シーズン終わりに58本ぐらい打つんじゃないかな。打てない? いや、分からないじゃないですか。絶対はないんで(笑)」
【一問一答:4戦3発と大当たりのレイエス 絶好調の秘訣は】
―延長十回は先頭の奈良間からチャンスをつくった
「あのヘッドスライディングですよ。ああいう気迫あふれるプレー。ベンチのみんなも『俺もやってやるぞ!』って気持ちが乗ってくる。あのヘッドスライディングと、ベースを6回叩いたかな? 次は8回ぐらい叩いてもらおうかな(笑)。全員がね、ああいう気持ちを出してくれたら、もっと乗ってくるんですよね」
―最後は田宮が決めた
「リード面でもすごい山田コーチにたくさん言われて、バッティングの方でも調子を崩してきた中で、彼自身がきょうをきっかけにね。(今後も)前半のような活躍をしますよ」
【田宮裕涼 劇的サヨナラ打 悩める女房役に担当コーチがかけた言葉とは】
―松本剛の調子が上がらない
「最後ね~、松本くんが決めてくれるっていう気持ちを、ものすごくベンチの中でね(送っていた)。やっぱり彼が活躍しないと上には行けないので。『頼む、ここで打つんだ』っていう気持ちで見ていたんですけど。まあ、ここで終わるような選手じゃないので、やってくれると思います」
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―この3連戦でホームは前半戦最後
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「スタートダッシュが大事っていうところでスタートダッシュができて、交流戦入って、ちょっと調子を落としてきたんですけど、やっぱりこの前半戦っていうのは勝ち負けというより、一人一人の選手が『このポジションは俺がつかむんだ』っていう競争だと思う。この気持ちをオールスターが終わっても続けてもらって、後半戦が始まってから固定になっていくと思う」
―思い描いていた戦いはできたか
「できました。もう十分です」
―後半戦に向けて
「こういう戦いをすることですね。1つのエラーをしない。全力疾走をする。しっかりバントを決める。決めるべき選手が決めるっていうところで乗っていけるようなチームになれば、間違いなく上に行きます」
―15日の試合後に言っていたように接戦になった
「なったね。接戦になって、モノにするかしないか、どっちに転ぶか、僕は想像つかなかったんですけど、まさかね、こういう終わり方をするとは。3点取られた時に、うわ~ってベンチが重たい雰囲気になっていた。浅間くんのヒットがデカかったね。ターリーが出てきた時には何かあるんじゃないかな?っていう予感はしていた。それもホームランね。ただレイエスが打っている時って、点を取られますよね。きょう勝ったから、これ(悪循環)はなくなったということで」
―2桁失点をした次戦は負けていない
「いや、2桁失点したらアカンけどね、その前に(笑)。0-1でも、2-28でも負けは負けですからね。うちがそういう点の取り方をした時は気持ち悪いですよね」
―七回の守備での補殺は大きかった
「クッションボールの処理もね。慣れないポジションで野村くんが素早くカットに(投げてくれた)。2年前から言っている低いボールでカットまで投げるっていうね。いいボール放りました。あれ(中継)が上川畑くんだったら、どうだったのかな~?とか思いながら。僕がショートに奈良間くんを入れたのが結果的には当たっていた。いいボールでしたね」
―1点入っていたら厳しかった
「めちゃめちゃ厳しいでしょ。デカい! 守備で勝ちましたね、きょうも」
―試合前練習では、遊撃よりも前で見ていた
「きょうはスタメンを決めてなかった。八木コーチにフリーバッティングを見てスタメンを決めるって言ってもらって、あそこでプレッシャーをかけていた」
―選手は緊張していたと思う
「みんなバッティング良かったんですよ。その気持ちで毎日やってほしいですよね」
―毎日あそこに立つのは
「新庄タワー置いて、上から見ようかな(笑)」
―選手もチラチラ見ていた
「きょうはね、バッティングの順番もバラバラにしてもらって。そういう方法も一つかなって思ってね。みんな芯で捉えていてね、迷いましたもんね。誰いこうかって」
―田宮の状態は
「良くなかった。でもきょうは山崎くんでね、伏見くん(とバッテリー)。マルティネスをキャッチャーにしたらバッティング上がってくるのかな?とも思ったけど(笑)。それも一つの方法かなって」
―レイエスが活躍すると、指名打者の枠が埋まる
「でも、きょうの田宮くんね。(ここまで)三振ばっかりしてたじゃないですか。きょうをきっかけにしてほしい。左中間の1本のヒットが、彼をまた前半のようなバッティングに戻してくれるという期待はあります。ただ、リード面とか、めちゃくちゃ大変。(15日のように)あれだけ打たれたり、負けが込むとリードしていて、バッティングどころじゃなくなりますよね。俺はキャッチャーじゃないから分からないけど。だから山田さんが全部(サインを)出せばいいんだよね(笑)。迷っているんだったら。出したことに対して、俺が責任取るから。山田さん、もう田宮くん迷っているんだったら、全部出してあげてくださいって言おうかな」