ファイターズ
2024/07/17 01:10

《岩本勉のガン流F論》忘れられないビールの味 田宮の復調で思い出したあの夏

■パ・リーグ12回戦 楽天4ー5日本ハム(7月16日、エスコンフィールド北海道)

大きかった山本拓の1球 試合を壊さなかった

 試合を壊さなかったリリーバーの1球が劇的勝利を導いた。先発の山崎が六回、浅村に2ランを浴びて0―3となった。さらに味方のエラーも重なるなどし、2死満塁のピンチを迎えた。ここでマウンドに上がったのが山本拓。わずか1球で好調の1番・小郷を二飛に仕留めた。

経験豊富なバッテリーの次回に期待

 まさにスーパー火消し。ここでの失点は致命傷になり得た。試合を壊さず、山崎を救った。後続のピッチャーがマウンドに上がりやすい環境も整えた。価値のある継投だった。山崎と伏見のバッテリーは六回、テンポアップを図った。ところが、ヒットを許した。ここで一度、どっしりと構え直すべきだった。経験豊富なバッテリー。次回に期待したい。

2軍落ちの可能性もあっただろう田宮

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