【一問一答】マルティネス 第2子誕生 家族にささげる感謝の2点二塁打
■パ・リーグ13回戦 楽天2ー6日本ハム(7月17日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が17日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦の八回にダメ押しの2点二塁打を放った。この日、第2子(次女)が誕生。頼れる主砲はバットで勝利に貢献し、メモリアルデーに花を添えた。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―満塁で2点二塁打。どんな狙いで
「満塁だったので、なんとしても打とうと思っていました。最初からジェシーとか万波みたいに打ちたかったけど、なかなか打てなかったので、八回に打てて本当にうれしいです」
―打球が落ちてうれしそうだった
「きょう実は2人目の赤ちゃんが生まれました」
―(ビジョンに第2子誕生直後の写真が映し出され)試合前に立ち合うことができた
「きょうは特別な日で、奥さんが本当に頑張って産んでくれたので、なんとしても勝利を届けられるようにと思っていました」
―家族にメッセージを
「毎日、支えてくれてありがとうございます。僕の仕事はここファイターズで100%を出して野球をすることなので、引き続き頑張っていきます」
―きょうはどんな一日に
「これ以上ない、最高の日になりました。きのうの夜から不安で眠れなかったんですけど、こうやって最高の形で一日を終えられて、うれしいです。ありがとうございます」
―今後の戦いへ
「これからも難しい試合が続きますし、次は2位が相手になるので、この勢いで最後まで戦えるように頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします」
【試合後の囲み】
―第2子誕生。立ち合うことができた
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「きょう午前中に立ち合いをして。妻はきのうの晩から入院をしていたんですけど、きょうは病院に寄って。正確には10時28分頃に生まれて、立ち合いました。その後、球場に来ました」
―打ちたい気持ちが強かったか
「ジェシーが最初からホームランを打ってくれたので、きょうはホームランを打てるぞ、と思って僕も気合を入れていったんですけど、投手も頭脳的で、簡単には打たせてもらえなかった。チェンジアップが多かった。でも、ああいう形で最後に打てて良かった」
―登場曲を変えていたが
「日本の友人がこの日のために紹介してくれて、きょうのために用意していました」
―打った後、塁上で空を見上げるようなポーズを
「あの打席に入る前から、亡くなってしまったお母さんのことを考えていて。それからヒットが出て、二塁に着いて。孫が生まれましたよという報告と感謝の気持ちを込めて見上げました」
―その後にゆりかごを
「ベンチでみんなやっていたので」
―母親はいつ亡くなったのか
「13歳ぐらいの時。いつも野球に連れて行ってくれたりして。残念ながら、私がプロになった姿を見せられなかったし、孫の姿も見せられなかったですけど、天国から見守ってくれていると思っています」
―子どもはどちらに似ているか
「第1子も私に似ているので、父親似かなと思っています」
―後半戦に向けて、いいきっかけになったか
「チームを助ける責任があると思いますし、それをほかのチームメートがやってくれています。私もその一員にならないと。きょうをきっかけにして、後半戦も頑張らないといけないなと思っています」