【オールスター特別企画】山崎福也インタビュー 本番ではオール変化球? 日本ハムの居心地は? 意外と単独行動派?
イケメン左腕があれこれぶっちゃける!
球宴特別企画の第2弾はファン投票、選手間投票で1位となり、2度目の出場を決めた日本ハムの山崎福也投手(31)が登場。「球宴」と「ファイターズ1年目」をテーマにしたインタビューに応じた。全パでともに戦う明大の先輩、岡大海外野手(33)との関係は―。新庄剛志監督(52)やチームメートに抱いた感情は―。北海道での新生活にも触れ、胸中を明かした。
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まずは2度目の出場となる球宴について
―ファン投票、選手間投票で1位に
「シンプルにうれしかった、というのが一番の気持ちです」
―ファンだけでなく、選手から実力を評価された。別の喜びも
「選手間は正直、全く気にしていなかった。いきなり言われてびっくりしましたね。同じプロ野球選手として、見てくれている。その中で認めてもらえたのは、うれしかったです」
―パ・リーグには好投手がたくさんいる。見ていて、すごいと思う投手は
「やっぱり(佐々木)朗希くんじゃないですか。圧倒的な力があるピッチャーなので、いつもすごいなと思っています」
―左ではソフトバンクのモイネロが好成績を残している
「モイネロ投手もやっぱり球が強い。そこに関しては次元が違うかなと思う。同じ左投手としてそう思います」
前半戦で6勝をマーク 家族や親戚も大喜びのオールスター
―今季の前半戦は思い描いたパフォーマンスを発揮できたか
「移籍してきて1年目ということもあって、無我夢中というか。シンプルに言えば、勝ちたいという気持ちがあって、それがいい結果につながったのかなと」
―ファイターズにも在籍していた元プロ野球選手の父・章弘さんの反応は
「父親は、至って普通でしたね。『オールスター出るんや』ぐらいな感じで。ファン投票とか選手間とか、たぶんあまり分かっていないと思います(笑)」
―章弘さんは若手時代、ジュニアオールスター(現フレッシュオールスター)に出場していた
「そうなんですか? 全然、知らなかったです(笑)。本戦は出たことがないはずですよね。そういう話は、したことがなくて」
―家族も喜んでいるのでは
「親戚を含め、皆さんすごく喜んでくれて。しかもエスコンで開催なので楽しみにしてくれています」
球宴第1戦に先発 リーグ戦でもホーム開幕戦に登板
―第1戦の先発が予告された
「雰囲気をしっかりと味わいながら投げたい」
―今季はホーム開幕戦の先発を任された。大役が回ってくる
「うれしいです。ホーム開幕戦も新庄監督が12月には言ってくれて。やってやるぞ、という気持ちにもなりました」
元F戦士のロッテ・岡大海と共闘 大学時代は同部屋
―明大の先輩、ロッテの岡も選出されている。全パのチームメートになる
「僕、(大学の寮の)部屋が一緒でした。2人部屋で1年ぐらい一緒だったかな。結構、長い時間、一緒でした。確か、大海さんが4年で僕が3年だった気がします」
―岡はどんな先輩だったか
「プライベートではすごい優しい。なんというか、ちょっと慣れた感じでいっても大丈夫な先輩(笑)。でも野球になると怖い。バッターボックスでは闘志があふれるというか、そういう場面はよく見ていたので。当時から。そんなギャップを感じていました」
―野球に真っすぐなタイプ
「野球の向き合い方もそうです。向上心がすごい。まだまだ上に行きたいという気持ちが伝わってきました」
―普段は対戦相手だが、球宴ではチームメートになる
「好きな先輩の一人なので、一緒にオールスターの舞台に立ててうれしい。大海さんもファイターズにいた選手ですし、エスコンで一緒のロッカールームになるので、またいろいろ話ができれば」
女房役の田宮と相談 山崎福也の球宴スタイルとは?
―球宴に備えて田宮と事前の打ち合わせはしたか
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「早めに相談していました。どうする? 何投げる? みたいな。『全部、変化球でいこうか』と冗談で伝えましたけど、当日まで分からないです」
―シーズン中とは少し違った投球スタイルになるか
「楽しむ要素を入れたいですけど、どうやったら入れられるか。そこに関して、ピッチャーは難しい。バッターだったらホームラン狙いでいけると思うんですけど。僕の場合、三振を取るタイプではないので、どうしようかな、という感じですね」
続いては日本ハム、北海道での生活について!
―移籍してきてもうすぐ8カ月。日本ハムの居心地は
「すごくいいです(笑)。自分の好き勝手と言ったら語弊があるかもしれないですけど、やりやすい環境をつくってもらっています」
―チームメートと接してみて
「だいたいの選手が年下なんですよね。去年までは中堅のような感じでした。後輩が多いので、やりやすい部分はあります」
―後輩たちはずかずか踏み込んでくるか、気を使われているか
「それは人によってですね。どちらかと言うと、気を使ってくれる選手が多いですかね。僕はどちらでも大丈夫。それぞれ特徴なので。ガツガツ来てくれるのもうれしいですし、いろんな選手がいるので、楽しいです」
オリックス時代から信頼を寄せる伏見
―オリックス時代から信頼していた伏見と再びコンビ結成。あらためてどう感じているか
「やっぱり、やりやすいですよ。だいたいのパターンは僕も分かっているので、試合中はポンポンポンポンいけます。野球以外の部分では聞きやすいですよね、いろんなことが。最初のころは分からないことがたくさんあって寅威さんにはすぐ聞けました。最近は僕自身も慣れてきたので、頻繁に聞くことはないですけど、話しやすさはあります」
―伏見には特にどんなことを聞いていたのか
「最初、キャンプから帰ってきた時、エスコンに初めて行くじゃないですか。その時の入り方。車でどこから入ればいいのと(笑)。全く分からなくて聞きました」
選手思いの新庄監督 山崎「そういう姿、いいですよね」
―新庄監督と身近に接し、どんな印象を持っているか。外から見ていた時と違いはあったか
「いざチームに入ってみたら、すごく選手思いの方だなと感じましたね。去年までは全く分からなかったです。言葉かけ、タイミングを大事にされているように見えます」
―実際、どのように声をかけられるのか
「僕の場合は『楽しんでこい』みたいな。一度、オープン戦の時に『次、一回打たれてみたら』と(笑)。楽にしてくれますね。ほかの選手とのやりとりを見ても、打たれた選手がいたら、次の日に監督から寄り添っている。そういう姿、いいですよね。いい距離感を保ちながら、気にかけてくれています」
大切にしている1人時間
―普段の練習は1人で黙々とこなす印象。あまりほかの選手と一緒に行動していない
「確かに、そうかもしれないですね。昔からそうでした。あまり(ほかの選手と)つるんでいなかったですね(笑)。人が嫌いとか、そういうことではないですけど、意外と1人の時間が好きなので、楽ですし。完全にそっちにいっちゃうという感じですね」
―マイペースが合っているのか
「どうだろう…。結構、話す時もあるんですけどね。難しいですよね。自分でもそのへん、よく分かっていなくて。基本的に1人でいることの方が多いですね」
心がける後輩への気遣い ガツガツ来るのは…金村!?
―伏見以外だと誰とコミュニケーションを取っているか
「北浦はよく話していました。池ちゃん(池田)も話します。上原は後輩ですし。上原にもキャンプのころ、よくお世話になりました」
―金村がアドバイスをもらっていると
「していたかな? 彼は結構、ガツガツ来ますよ。僕は話しやすくて、彼のいいところだなと思っています。こっちも行きやすいので」
―選手同士で食事する機会はあるのか
「まだ全然していなくて。キャンプの時に同級生で行きました。あと寅威さんとは北海道で1度、行きましたね。それぐらいかな。そういうのもしっかりやっていきます(笑)。後輩が多いので、誘っても気を使うかなと思うので。カネ(金村)ぐらいの感じだったらいいんですけど。みんな、カネみたいな感じではないので。探ってはいるんですけど(笑)」
苦手な自炊 親戚とは頻繁に食事へ
―北海道にいる時は単身生活だと。普段の食事は。料理はするか
「基本的には球場で食べるようにしています。自炊は苦手ですね。肉を焼くくらいはできますけど(笑)。それ以外はちょっと…。親戚が来てくれて、ちょこちょこ食事は行きますね」
―家事は
「洗濯ぐらいはします…」
思い入れが強い北大病院 「中とか入ってみたい」
―あまり生活感がない
「確かに(笑)。というより、何もしていない。家にいることが多いですね。北海道の観光地とかもまだ、ほぼほぼ行っていないです」
―いつか北海道で行ったみたい場所はあるか
「北大ですかね。頭の手術を北大でやっているので、(敷地、病院の)中とか入ってみたいと思います」
―日本ハムにとっては球宴明けが勝負
「どの月も勝負です。毎回毎回、勝てるように。とにかく勝ちに結びつけられるピッチングをしたい」
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