ファイターズ
2024/07/22 17:30

《ハム番24時》7月22日

 5年ぶりにチームに〝復帰〟した男が内外から選手をサポートしている。今季から勇翔寮管理担当兼チームスタッフとして球団職員となったのが、2019年まで日本ハムでプレーした立田将太さんだ。立田さんは同年に戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトに参加。NPBからのオファーはなかったが、JR北海道クラブの目に留まり、翌20年から加入した。

 もう一花咲かせようと昨年までの4年間プレーするも、思うような結果を残すことはできなかった。それでも野球のみならず、札幌駅の職員として乗客の案内業務を行うなど、社会人としての経験を積んで、古巣へと戻ってきた。

 選手と同じく勇翔寮に寝泊まりしながら、日々の業務を行っており、寮に関する雑務などは全て担当している。さらに練習では打撃投手としても稼働するなど、まさにフル回転。灼熱(しゃくねつ)の鎌ケ谷で汗だくになりながら、勇翔寮とグラウンドを往復している。現役選手としての道を終えたが、第2の人生を日本ハムからスタートさせた。「大変ですけど、慣れてきました」と笑顔で汗を拭う姿を見て、うれしくなった。

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