「そうそう。引っ張るためにはポイントが前でないといけない。それがずーっとできている。すごい弾丸ライナーのホームラン。この球場でなかったら、行っているホームランが結構ありましたけどね。恐ろしい球場ですよ」
【一問一答:V弾の石井一成 早大の後輩・小島のノーヒットノーラン阻む会心の一振り】
―無失点の加藤貴を八回に交代させた
「藤岡くん。なんかちょっと気持ち悪いというか、タイミングが合っている感じがずっとしていた。岡くんは合っていなかったから、岡くんの後、河野くんでいくと(事前に)言っていました。なんか嫌な雰囲気がしたので。結構、当たるから」
―加藤貴の投球内容は
「めちゃくちゃ良かったですよ。本人がまだ投げたかったのか、気持ちをあした聞いてみようと思います」
―(高卒1、2年目の選手が来場し、見学していたことに触れて)
「若い選手たちが来ていて、こういう試合を見せられて良かった。彼らが1日でも早く、こういう舞台で戦いたいと強く思うきっかけになってくれればうれしい」
【試合前】
―(自ら、口を開き)
「オールスター、これだけファイターズの選手が出ていたら、俺が解説者かもしれませんよ(笑)。プライベートから、野球の話せずに。癖とか、どういう性格とかね」
―解説者のオファーが来ているのか
「(首を振りながら)それなら降りてくるよ、上から(笑)。パラシュートで。天井から。隙間を開けておいて(笑)。でもあれ、怖いんですよ。天井開けても、上からパラシュートで降りてきたら風で流されて。俺、旭川の方に行ってしまう(笑)」
―結局、球宴期間はどうするのか
「ディズニーランドに行こうかなと思って。これ(ミッキーマウスの耳)を着けて。インスタライブしながら。冗談。また、歯医者です。髪(美容院に)行ったりとかね」
―万波が髪の毛を真っ赤に染めた
「何か言っていましたね。ヘッドが」
―実際に見たか
「いや、見ていない。でも、だいたい想像はつきますよ。オールスター用でしょ」
―球宴は目立った方がいいか
「そっちの方では目立たなくていい。プレーで隙があったら何かをする、というのを常に考えてグラウンドにいないと。まずは塁に出ること。出てから隙あらば、隙あらばで。アウトになっても怒られないんだから。俺、(球宴で)ホームランを狙って(ホームラン予告)セーフティー(バント)にいって、わざとアウトになったの分かります? ピッチャーゴロをやりにいったんですよ。あれ、セーフになったら面白くない。アウトやから面白い」
―アウトになることまで考えて
「もちろん。あれはボケですよ。あれはアウトにならんといかん。その後、左中間にツーベースを打って。イメージ的にはサードに行って(1死三塁になり)、(次打者が)小笠原くんでしょ。おいしい、おいしい(その後、ホームスチール成功)」
―球宴期間中も練習が予定されている
「細かい作戦をできれば。ピッチャーのバント処理とか良くないから。(普段は)やれないので。試合の緊張感のバント処理とか、練習でやってもあまり意味がないんですよ。試合のようにガーっといけないし。やっぱり足とか(けが)のことも気にするし。一応ね、感覚だけ」
―主にサインプレーとか細かい部分
「だっていないもん、野手。そこまでたくさんオールスターに出すと思っていないから。7人でよかったんだけど。3人も増えているので」
―水野の球宴辞退は残念だった。後半戦、復帰の見通しは
「(2軍で)3試合ぐらい出します。オールスター明け。それで内容を見て。いや、彼の場合、打たなくていいんですよ。守備ができるようになれば呼ぶし。たまにね、レフトオーバーを打ってくれたらいい感じなので」
―ある程度できると判断したら1軍に
「ただ人工芝なんですよね。2軍の3試合が。まあ、3試合出れば大丈夫ですよ」
―北山が2軍で復帰登板した
「全然いい」
―後半戦はいつごろ、1軍で投げられるか
「結局、来てもらうんだったら6、7回は投げてもらいたい。5回で切っていたら、後の投手が大変やから。でも俺、急に変わるからね、やっぱ呼ぶって言って(笑)。『え~段取り組んでいません』というのが多いから。この間も、代打で全然違う選手を言った。『え~、そっち!』と。でもどんどん使うから。九回までに」
【北山亘基 18日のくふうハヤテ戦で実戦復帰し2回⅔を無失点6K 実戦勘も問題なし】
―過去2年とは違い、5割前後で戦えている
「俺、伏見くんまで使おうとするから、(控え捕手が)ゼロなんよ。そしたらヘッドコーチやマネージャーに『野手20人くらいいるわ!』と(反対される)。毎回、攻めたいから」
―ここから選手にとってしびれる戦いになる
「選手がしびれると思う。これでつかんだら、今後のファイターズは大丈夫」
―監督もやりがいあるか
「毎日、順位表を見てね、うわ、0.5か、1かと。でもね、借金3までいった時、ここから選手たちが活躍してくれなかったら、また戻ると。また、きた(盛り返した)から。本当に成長してくれているし、また伸びてくるんじゃないかなという期待はありますけど、いつも言っているように、1年間そういう戦いをした選手がいないから、もう自分たちでつかむしかない」
―開幕前、順位予想では低評価だった
「もっと叩いてほしい。そっちの方が俺はもう快感です」
―5位とか4位が多かった
「でも分からないじゃないですか(笑)。楽しい試合できているから、本当に」
―レイエスはここまで打つと、2軍に落とす時点で分かっていたか
「分かっていましたよ」
―レイエスは2軍降格の際、落胆していた
「そりゃ、怒りますよね。帰ると言っていましたよ。落としてなかったら今も変わらないですよ。ほんとに。そういうグワーッといく闘争心というかね、ハングリーな気持ちにさせたのは…。めっちゃ怒っていたのは知っていましたけどね。でも彼は一回、下に落として、(感覚を)つかませて、戻せばやってくれると思っていたから。俺を嫌っていると思うよ」
―その判断がなかったら今はない
「普通の監督は、できないって。100打席も立たせていないのにポーンと2軍にやれない。俺は必ずこうなると思っていたから。結果ではなく、タイミングとかポイントとかを見て、よっしゃ、と上げて」
―ほかの選手もそういうところを見ている
「それしか見ていない」
―外国人も特別扱いしないと言っていた
「フロントは気を使うと思う。俺の判断で落としてね。でも結果的にこうやって打ってくれた。ボスの言うことは正しかった、と思わせる自信はあったから。メールのやりとりとか、やっていた」
―そういう気遣いが大事
「気遣いじゃない。本心。本当の気持ちを伝えていた」
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