札幌の新外国人FWジョルディ・サンチェスが合流わずか1週間でJリーグデビュー
■J1第24節 浦和3-4札幌(7月20日、埼玉スタジアム2002)
北海道コンサドーレ札幌の新外国人FWジョルディ・サンチェス(29)が、来日からわずか1週間でJリーグデビューを果たした。
後半33分から途中出場
サンチェスは後半33分にこの日2得点のFW鈴木武蔵(30)に代わってピッチイン。浦和の猛反撃に遭っていた時間帯だっただけに、シュートこそ放つことができなかったが、最前線で体を張るプレーを披露。MF宮澤裕樹(35)からの鋭いスルーパスに反応したり、左サイドのゴールライン際で粘りながら前進してゴールまであと一歩のところまで迫るなど、今後へ期待を抱かせるプレーを見せた。
「チャンスが来たら絶対決めます」
自身のプレーについて、「悪くはないけど、もちろんストライカーとして点を取るのがメインの仕事なので、それをできなかったというのは残念」と振り返った。まだまだチームに合流したばかり。今後、連係面を高めていけば必ず好機は巡ってくる。「これからたくさんのチャンスがあると思いますので、チャンスが来たら絶対決めます」と強い意気込みを見せた。
札幌サポーターは「アメージング!」
この日は初めて試合会場で札幌サポーターと向き合ったが、その熱烈な応援に「アメージング!」と驚きを見せた。「アウェーなのに、非常に熱く応援してくれて感謝しています。私の名前のチャント(応援歌)を歌ってくれて、それもすごくうれしかった。歓迎がすごく温かくて愛を感じるので、サポーターのためにまた次の試合も全力を出して勝利できるよう頑張ります」と、応援に応える今後の活躍ぶりをサポーターに誓う。
「今日のチームのパフォーマンスは最高でした。大変なところもあったけど、それを乗り越えて勝利できたというのは非常に喜ぶべきことだと思うので、これをベースにしてこれからさらに強くなっていきたい」。札幌の残留の鍵を握る大型FWが、中断明けのリーグ戦から本領を発揮し、チームの勝利につながるゴールを量産していく。