コンサドーレ
2024/07/21 03:00

《浦和戦後》勝利という薬を飲むことが大事な処方箋 飲み続けることで残留という健康を取り戻せる

 

■J1第24節 浦和3-4札幌(7月20日、埼玉スタジアム2002)

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―試合を振り返って
 70分までは札幌の素晴らしい戦いができていた。ただ、残りの20分にスポットを当てて評価する方もいるのではないかと思う。我々にとってその20分は非常に厳しい時間帯となったが、そのことで我々の良かった70分が台無しになったわけではない。

 やはり70分まで我々は相手を明らかに上回れているゲームができていたし、非常に予算のかかっている相手に対して地方クラブである我々が素晴らしい戦いを見せていた。

 札幌は今シーズン最下位に沈んでいるが、それは昨年から5人の重要な選手が移籍していった、そしてケガ人がここまで多いという状況の中で進んできて、一時期はレギュラーの選手が9人ぐらいいない中で、90分戦える選手が5人ぐらいしかいない状況の中で戦ってきた。きょうもケガ人が戻って来たが、やはりまだまだ、もちろんコンディションの面では上がっていないという中で、自分たちが厳しい20分になったのは間違いない。

 浦和サイドからすれば、4点差の展開から1点1点、得点を返して最後に際どい形で3-4で敗れたという評価の仕方もあると思うし、見方もあると思うし、次の試合に向けて前向きに捉えられる見方もあるかとは思う。

 今の交代ルールの中では予算規模が大きいチームの方が有利なのは間違いない。そういう中で我々札幌が今シーズン厳しい戦いを強いられているのは、そういった部分もあると思うし、ケガ人のこともあるし、その中でようやく一つ勝てたというのは我々にとって次につながっていく勝利だったと捉えている。

 素晴らしい埼玉スタジアムで非常に素晴らしいサポーターの前で我々札幌が素晴らしいゲームができたこと、3ポイント取れて久しぶりの勝利できたことを非常に嬉しく思っている。

 我々はここまで12ポイントしか取れていない最下位のチーム。多くの人たちはもう札幌は残留できない、まあ本当に、死んだチームだと思われてるかもしれないが、我々は本当に可能性がある限り戦っていきたいと思っているし、その可能性に懸けて、また次からみんなで戦っていきたいと思っている。

―ここまで苦しんできた鈴木の評価と使い続けた監督の思いは

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