コンサドーレ
《こぼれ球》とにかく明るいジョルディ・サンチェス
今月13日に北海道コンサドーレ札幌への完全移籍加入が発表され、20日の浦和戦(4〇3)で早速Jリーグデビューを果たしたスペイン人FWジョルディ・サンチェス(29)。その真価が発揮されるのは中断明けのリーグ戦からとなりそうだが、チーム合流からの1週間で早くも判明したのは、彼がとても明るい性格のナイスガイだということだ。
取材の際には、にこやかにほほ笑みながら対応してくれて、受け答えも真面目。その一方でただ真面目なだけではなく、ときにはジョークを交えたり、ハリー・ビッソル通訳と笑顔で肩を組みながら取材場所に登場したりと、ユーモアあふれるおちゃめな面も持ち合わせている。
そんなサンチェスの好感度はチームメートからも良好なようで、練習中に行われたポールの間をジグザグに通り、最後に5メートル程度の短い距離をダッシュして駆け抜けるというアジリティートレーニングでは、4グループに分かれた中、人数の都合上最終組に1人で行うことになったサンチェスに対し、周囲から気持ちを高める声援が飛び交った。サンチェスもその声に応えるように、ダッシュを終えた直後に両手を広げながら芝生の上を膝で滑り込む、ゴールパフォーマンスのような動きを見せて、チームメートたちを盛り上げていた。
紅白戦では良いプレーをした選手に笑顔で拍手を送るシーンを見せるなど、短期間で人柄の良さを感じさせるエピソードの数々を披露してくれているサンチェス。今度は公式戦での初ゴールで、とびっきりの笑顔を咲かせるシーンが見てみたい。