札幌日大高の歴代OBや関係者も初Vに熱狂【南北海道大会決勝】
■全国高校野球選手権南北海道大会最終日(7月21日、エスコンフィールド北海道)
▽決勝 立命館慶祥4-6札幌日大高
全校生徒と歴代OBらが集結
札幌日大高の初優勝を一目見ようと、三塁側スタンドには中等部を含めた全校生徒約1300人と歴代のOBに加え、北海道日大(現北海道栄)時代のOBらも応援に駆けつけた。
吹奏学部が6曲披露して後押し
大応援団をけん引したのが札幌支部代表決定戦から5試合連続で駆けつけた90人の吹奏楽部だ。OBの山本真幸さん作曲のオリジナルチャンステーマ「Nichidai Pride(日大プライド)」「ブレイクスルー」を含む6曲を披露。久野穂南部長(3年)は「本当に勝ってほしい。とにかく選手にエールを送れれば」と、一糸乱れぬ大音量の演奏で選手たちを後押しした。
21年準優勝時のエース前川さん
自前のユニホーム持参で、同期や控え部員と一緒に声をからしたのが、21年南大会エースの前川佳央さん(日本大3年)。昨夏に肘を痛め、同大学の学生コーチとしてチームに貢献している。「こんな素晴らしい球場で後輩たちができるので、感謝を持ってやってもらいたい。もう3回、決勝で負けている。その悔しさを晴らしてもらいたい」と、母校の勝利を願っていた。
12年準優勝時のエース水野さん
12年の南大会準優勝のエースでDeNAで活躍した水野滉也さん(30、東海大札幌出)は現在札幌在住で会社員。「きのうもテレビで見ていた。エースもテンポが良くて、僕らの頃より断然いいんじゃないかな。我々も甲子園に行けると思っていたので悔しかった。あの経験は大学、プロ野球にも生きたと思う。遠い昔のことに感じますけど、今回はエスコンですし、母校の優勝を見たいので、ぜひ頑張ってもらいたい」と話していた。
02年選抜甲子園で指揮を執った島崎元監督
2002年に春夏通じて初出場した選抜甲子園で監督を務めた島崎圭介さん(53、北広島市議会議員)は、息子の翔介さん(2年)が同校野球部所属。「森本監督も選手も落ち着いてましたね。守備が落ち着いているチームはリズムがある。地元の高校が地元のエスコンで勝つのは持ってる」。北広島市から初めて夏の甲子園に出場するチームを祝福した。