【一問一答】稲葉2軍監督 エスコン揺れた〝ジャンプ〟復活に「ぶわ~っていう歓声を打席で感じた」
■日韓ドリームプレーヤーズゲーム 韓国6ー10日本(7月22日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの稲葉篤紀2軍監督(51)が22日、エスコンフィールド北海道で行われた日韓ドリームプレーヤーズゲームに「4番・DH」で先発出場し、一回に同点打をマークした。かつて道民を熱狂させた〝稲葉ジャンプ〟が巻き起こると、球場は大盛り上がり。WBCや五輪で火花を散らしたレジェンドたちの競演に、2万9000人超の観衆が酔いしれた。試合後の一問一答は以下の通り。
ー久々の実戦
「緊張しました(笑)。向こうは2試合、練習試合をして、きのうも前日練習をしていた。投手もしっかり投げてきたし、バーっと点を取られて、これはイカンぞと。みんなスイッチが入ってヒーヒーハーハー言いながらも、なんとか勝てて良かったです」
ー同点打に感情があふれ出ていた
「三振だけはしないよう、なんとか当てなきゃって。18.44メートルがものすごく近く感じました。久しぶりに投手のボールをしっかり打ちました。2打席目はスライダーがあって、ボールってこんなに曲がるの? こんなに変化するんだ?って。よくプロ野球でやってきたな~って思ったけど、楽しかったです」
ー練習は積めたか
「全然。マシンを2回ぐらい打って、最後は鎌ケ谷の練習日にバッティングをさせてもらった。でも、フェンス直撃がいっぱいいっぱい(笑)。柵越えは結局できませんでした」
ー2度の稲葉ジャンプ。球場が揺れた
「ぶわ~っていう歓声を打席で感じました。清水投手やいろんな選手から『あの応援は嫌だったよ~。でも、きょうは楽しく見させてもらったよ』って。それだけ相手チームの脅威になる応援だったんじゃないかな」
ー韓国チームと旧交を温めるシーンも
「イ・ジョンボムさんや(背番号)51番のポン・ジュングン投手とも話をしました。左投手のね。2009年(WBC)の初戦に投げてきて、僕の頭の上に抜けた球がって『あれは、わざとじゃないよ。ごめんね』って話をしました」
ー侍のメンバーとは
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「このメンバーが集まっての試合。いろんな選手と話をして交流しました」
ー2軍監督としての話は
「城島さんと。ジョーはソフトバンクの中でも統括的な仕事をしている。育成の話とかを聞かせてもらいました。持って帰って参考にできれば。1軍から4軍までマニュアルがあって、全員同じマニュアルに従ってやっているとかね。一つになってやるのがすごく大事だなと思えた。今年入った選手もいれば、1軍待機の選手もいる。いろんな選手がいる中で評価をつけて、これができて、これができないと点数をつけるというシステムの話を聞けました」
ー糸井さんの一発をどう見ていた
「僕は2006年(WBC)のメンバーに入ってないけど、福留さんが代打で逆転ホームランを打ったじゃないですか? あれをみんなで思い出していました。懐かしかったですね。ただ、ああいうところで打てるのはすごいですね」
ー稲葉ジャンプに沸き立つものは
「ありますよ。グッと来るものがある。きょうはそういうシチュエーションで回ってくることが多かった。最後もガッツさん(小笠原)が打たないと回ってこない。皆さんの気持ちが、最後の打席をくれたのかな?って。楽しかったです」
ーファンも総立ち
「皆さん楽しみに来られていると聞いた。それぞれのグッズを持って来ていただいた。僕は楽しかったです」
ーフレッシュな気持ちでチームに戻れる
「あした、選手に何て言われるのかな? 試合を見てるだろうから。偉そうに言ってるけど…って言われるのか分からないけど、なんとかヒットは打てたから。威厳は保てたかな」
ーZOZOで新庄監督と話は
「いろいろ。今後についても。ボスが考えている選手起用とか。今はこういう状態、ここまでできます、とか。これから勝負という意味では、一戦一戦が大事になる。選手の入れ替えもいろいろ考えているので、こっちはそれに合わせて準備をしていく」
ー貯金をつくって後半戦へ
「粘り強くなりましたよね。点を取られても、終盤に追い付いたり逆転したり。そういう粘りが出てきた。ファームにも刺激になっている。まだ7月なので何とも言えないけど、少しずつでも選手の能力が上がればいい。1軍に上がれる選手を1人でも多くつくれるようにやっていきます」
ー細野のけがは
「この間ブルペンにも入りましたし、少しずつ前に進んでますよ」