《大海の部屋》vol.04 スペシャルゲストに加藤貴之が登場 シーズン後半戦に向けて、ゆる~い爆笑トーク
息ぴったりの両腕 爆笑必至のトークバトルが開幕!
日本ハム・伊藤大海投手(26)の連載手記『大海の部屋』第4回は、スペシャルゲストとして仲良しの先輩・加藤貴之投手(32)が登場です。行動をともにすることが多い2人が、個性派揃いの先発陣の爆笑エピソードを大公開!? お互いを褒め合ったり、息ピッタリのゆる~いトークを繰り広げた。
まずは先輩左腕が人気コーナーをリサーチ
加藤貴(以下加)「『大海の部屋』って毎週やっているの?」
伊藤(以下伊)「いや、毎週じゃない…毎月とか」
加「徹子の部屋みたいな? そんないいもんじゃないでしょ(笑)」
先発ローテの柱 責任感も背負う2人
伊「(笑)。最初のテーマは前半戦を振り返って」
加「ちょっとね…モヤモヤしながら投げているっすね。去年とあまり成績自体は変わっていないですけど、そこはちょっとね。モヤモヤしてますけど。(4勝6敗と)負けが先行しているので、そこはすごく苦しんでいるかなと思います」
伊「スタートが良かったので、5月ちょっともったいなかったというのはありますけど、体も不安なく投げられているのが一番いいことだなと思っています。加藤さんとイニング数の話はよくしますよね(※1)」
加「上沢(現レッドソックス傘下3Aウースター)が抜けたので、去年より投げたいと思っているし、そのためには信頼されないといけないと思ってる。去年よりはちょっと少ないのか…。でも、けがしないもんね」
伊「そうですね。けがはない」
(※1)前半戦終了時点で先発陣では伊藤が101と⅔、加藤貴が101イニングを投げている。新加入の山崎は97イニング。
西川遥輝から三振を奪った「今年一」のボール
加「前半戦のベストゲーム? (6月9日の)交流戦で(ヤクルト・西川)遥輝に打たれましたけど、(六回に)三振を取った時は今年一の真っすぐを投げられたかなって。元チームメートで同級生というのもあったんですけど、試合前にちょっと話をして。(1死二塁と)良い場面だったんですけど、あそこで三振に取れたので。初回は(中前打を)打たれましたけど」
伊「僕は開幕戦ですかね。(開幕投手は)初めてというのもありましたし、勝ち切れたのはすごくうれしかったです。オフシーズンに入る前から言ってもらっていたので、その中でも求められた結果を出すことができたのはすごく印象に残っています」
加「よく頑張ったよね。すごかったです。いいピッチングしていましたし、(昨年の開幕戦)僕は負けたので(笑)。すみません! 先発ピッチャー陣は仲良いよね」
山崎福也との距離を縮めたい2人
伊「仲良いですよ」
加「でもね、なんだろう…。先発ピッチャー(山崎)福也はちょっと…ねえ。マイペースっていうか。自分のことをやって、すぐ帰っちゃいますね」
伊「話したり、あんまないですね」
加「普通に会話はしますけど。いや、あんましゃべっていないか」
伊「あまり群れようとしないというか…」
金村は先発投手陣のイジられキャラ
加「あと金村か…」
伊「金村は福也さんと結構、話していますよね」
加「そうそうそうそう。金村が話しやすいっていうのはある。かわいくはないけど(笑) 俺、大海にむちゃぶりしてる? やっているか。でも、今年そんな」
伊「今年、少ないですね。(年)下がいるので」
加「大海はやってくれないので。いつか信じて(笑)。金村には結構やるよね」
伊「頼んでなくても、アイツはやります(笑)イジリがいが」
真面目だけど食事が遅いのは…
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加「イジリがいがあるので。福島はちょっと…分からないな~」
伊「今どきの子って感じです」
加「真面目よね」
伊「真面目は真面目っすね」
加「飯食うの、くっそ遅い。めっちゃ遅い」
伊「僕と加藤さんは早い。だいたい投げない日は一緒に食べているんですけど、残留練習の時とか、そこに福島がいると」
加「福島めっちゃ遅い…。結構、遅い」
伊「だいぶ遅いですよね。この前、(女性通訳の)佐久間さんより遅かったですね」
加「携帯いじってる(笑)」
平和が一番 ハプニングなしの先発投手陣
伊「早くしようというのが全然ない(笑)。とはいえ、先発ピッチャー陣は平和ですね。ハプニング系は何もない。金村もいて、福島もいて、そっちをイジるのに必死で(笑)」
加「そうね」
伊「福也さんもその輪にいれば、悪い顔して笑っていますよね(笑)」
加「自ら会話しようという感じではないかな。福也は。みんなにまだ(素顔を)見せていないのかな。(2月の同学年会の時は)江越もいたし。第2弾もあると思うので、玉井抜きで(笑)」
加藤貴→伊藤 向上心と釣りの知識、実績を絶賛
伊「(笑)。次のテーマは、お互いすごいと思うところ」
加「大海は向上心がすごいじゃない。常に上を見ているというか、それと釣りかな。釣り教えてもらうとかはないけど、おととしくらいに釣りをやって、こんな感じかなと思ったけれど、(餌の)付け方を忘れちゃった。この竿に対して、このリール、この糸というのが、それが難しい…。(道具を)揃えるとなったら、きりないじゃん。何本あるの? 竿」
伊「え~」
加「何用が何本とかあるじゃん」
伊「はいはいはい」
加「主に海?」
伊「海ですね。30本くらい」
加「釣ってきた魚を大海がさばいて、俺が酒飲んで(笑)。まだ実現できていないけど、大海の家からタコもらって超うまかった。うちの奥さんも大海からタコをもらったと言ったら、すぐさばいてくれて。切るだけだけど」
伊藤→加藤貴 「毒を吐く、ザ・先発ピッチャー」
伊「加藤さんのすごいところ、野球ですか? 球速いところですかね」
加「おいー!」
伊「コントロールですね。やっぱり」
加「(四球)7個出ているから」
伊「まだ7個ですか」
加「出してもいいけど…この前の(6月30日の)ソフトバンク戦の時は出してもその後、抑えれば良いと2個。まあ、コントロール良くて、球速くて。いいやつだよね(笑)」
伊「ハハハ。変わらないですよね。自分の投球がいい時も、そうじゃなかった時も、いつも通りグラウンドで練習している。心のブレがない。ザ・先発ピッチャーです」
加「毒は吐いている」
伊「毒は吐いていますね(笑)」
1000投球回に月間MVP 互いにプレゼントを贈呈
加「たまにね。大海からはお酒もらって」
伊「僕はこの前、帽子いただきました」
加「大海からは1000投球回(達成の記念)で。『響』のウイスキーをもらいました。まだ飲めていないですけど、ちびちびと飲みたい」
伊「帽子は月間(MVP)のお祝いです。めちゃくちゃいいやつ」
まずはシーズン完走&勝利に貢献
加「そうね。ユニクロです。本当にユニクロ。先にいただいたのでちょっと何か…そういや大海、月間(MVP)取っている。これでおあいこにしようって(笑)。後半戦はまずは借金があるので、そこをひっくり返せるように、あとはけがなく、もうちょいチームの勝ちに貢献できるように頑張ります」
伊「僕もけがなく、最後まで投げきることが大事というか。その中で1試合1試合勝ちにつながるチャンスを与えるような投球が出来たら。残りのシーズンも頑張りたいなと思います」
加「大海が引っ張ってくれるので、僕はのほほんと頑張りますよ(笑)」
やはり山崎福也を意識!? 目指すは2人で300イニング!
伊「2人とも口にはしないですけど、福也さんより絶対イニング投げている(笑)」
加「ちょっとね。もうちょい頑張らないとね~。開幕前は180(イニング)いきたかったけど。去年の感じだともうちょいいけたかなと思うけど、今年は無理だから165を目標に」
伊「2人で300イニング目指しましょう!」