コンサドーレ
小柏ルーキーイヤー連発締めだ 4日今季最終節へ意欲
北海道コンサドーレ札幌は4日、アウェーで今季最終節の横浜FC戦を迎える。FW小柏剛(23)が、11月27日の柏戦(札幌ドーム)に続く連発を宣言。来季へ弾みをつけるゴールで勝利を呼び込み、ルーキーイヤーを締めくくる。
29試合6得点「納得できていない」
ルーキーイヤーも残り1試合。開幕戦から主力を張った小柏は「最終節に勝って、来季につながる内容と結果で終わりたい」と気合を入れた。
前節・柏戦では1点リードで迎えた前半28分に、MFチャナティップの裏へのパスに反応。快足を飛ばし、GKの頭上を射抜いた。技あり弾で6試合ぶりの勝利に貢献した。持ち味を凝縮させた一発に「チャナが持ったら(裏へ)というのは開幕戦から意識していたこと。チャナが前を向いた瞬間、ボールが出てくるイメージがあった。1対1を決め切れて良かった」。磨き上げた連係の成果を、ホーム最終戦で披露した。
ここまで29試合6得点と1年目から数字を残したが、度重なるけがに悩まされた1年でもあった。「振り返ると、思った以上に負荷や疲れを感じたシーズン。自分的にはまだまだ納得できていない」と、自己評価は辛口だ。
苦しんだからこそ、最後は納得の結果で終わりたい。最終節はすでにJ2降格が決まっている横浜FCとの対戦。「個人的には連続ゴールで終われれば一番いい」と、FWとしての成果に強いこだわりを見せていた。
(石栗賢)