腰のヘルニアで離脱していた玉井が、１７日のくふうハヤテ戦で実戦復帰を果たした。２軍で調整していた４月中旬から登板がなく「動けなくなって。走れなくなって。だいぶ長かったですけど、とりあえず復帰できて良かったです」とホッとした表情だった。

　約３カ月のリハビリを乗り越え、「まだ出力が出ていないので、そこが戻るか。感覚的には悪くないので、あと出力だけですね」。次回登板に向けて「前回よりもしっかりレベルアップできるよう頑張りたいです」と意気込んだ。

　昨季、３年連続の５０試合登板をクリアした右腕を襲ったシーズン序盤のアクシデント。６月中旬まで鎌ケ谷で一緒だった〝兄貴分〟の宮西も、さぞ心配していただろう。そう思って聞いてみると「罵声しか浴びせられていないです。ウエートルームを使っていても、おまえ、けが人なんだから使うなよって言われたり…」。いつも通り？　愛情たっぷりのエールを送られていた。

　昨オフ結婚した夫人も、月１回ペースで鎌ケ谷へ会いに来てくれているという。「寂しいっす。早く北海道、戻りたいっすね」。実績十分な道産子右腕のカムバックを、みんな心待ちにしています。