水谷瞬 後半戦2安打発進も反省会? 球宴のコーンロウに込められた願いはー
■パ・リーグ12回戦 西武1ー1日本ハム(7月26日、エスコンフィールド北海道)
勢い持続の成長株 後半戦も好スタート
日本ハムの水谷瞬外野手(23)が26日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦にスタメン出場し、2安打を放ってチャンスメークした。
移籍1年目の今季、交流戦でMVPを獲得し、プラスワンで球宴にも出場。一気にブレークした大器は上位争いが本格化する後半戦もノンストップで突き進む。
見事にチャンスメークも現状に満足せず
パワフルなスイングで打球を飛ばす。1番で起用された水谷が球宴明けの重要な一戦で、好発進した。
先頭で打席に入った四回、六回に安打で出塁。好調をアピールした形だが「結果も出ていますし、良かったと思うけど、僕的には反省や課題があった4打席。それをあした以降、数字や結果を出しつつ改善していかないと」と自らに手厳しかった。
追い求める好球必打の姿勢
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ポイントは一回の打席。2球目、真ん中付近のスライダーを強振も、左飛に打ち取られた。理想は高く「あれをミスショットしているようではまだまだだなと思う。(六回は)追い込まれてからヒットを打てたけど、その前の変化球を捉えないと。また(佐藤)友亮さん(2軍打撃コーチ)と反省会です」と苦笑いを浮かべた。
プロは目立ってナンボ 見た目でも脚光を浴びる
初出場した球宴のブルーカーペットショーでは、スーツに派手な柄のシャツを合わせ、サングラスを着けて登場。髪はカットと編み上げで4時間ほどかけた「コーンロウ」。ナイジェリア人の父を持つ水谷にとって、アフリカが発祥とされるコーンロウは何度も取り入れているなじみのヘアスタイルだ。
大きな意義のあるヘアスタイル
格好良さだけを追い求めたわけではない。
「他の人がなかなかできることじゃないですし、せっかくこういうルーツをもっているので取り入れて。一緒のルーツを持っている子に発信していけたら。影響力のある職業をやっていることも含めて、僕がやって見せたりしていけたら」。同世代、子どもたちに夢や希望を与えられるよう、常に考えて行動している。
まだまだ伸び盛りの23歳
リーグ戦の再開に合わせて、髪形は元に戻した。予定とは少し違ったようで、おでこの上をさわりながら「(コーンロウを)続けようと思ったけど、このへんが痛すぎた(笑)」と、おどけた。
規格外の身体能力と、個性的なキャラクターを併せ持つスター候補。成り上がりのストーリーはまだまだ続く。