アマ野球
2024/07/29 16:10

中学3年で最速146キロ右腕の林将輝(日高リトルシニア)が侍U-15に選出

日高リトルシニアの146キロ右腕・林将輝投手=撮影・西川薫

道内から唯一、F根本以来の選出

 「WBSC U-15野球ワールドカップ」(8月16日開幕、コロンビア)に出場する日本代表に、中学硬式で日高リトルシニアのエース林将輝投手(新ひだか町静内第三中3年)が道内からただ一人、選ばれた。直球の最速は146キロで、道内から侍ジャパンU-15への選出は2017年の現日本ハム・根本悠楓投手(21)以来。将来の夢はもちろん、プロ野球選手だ。

自分が持っているもの発揮したい

 数々の将来有望選手が名を連ねた侍U-15に、道産子の林投手が選ばれた。2年に1度の世界一決定戦には、世界ランク1位の日本を始め、同2位のメキシコら12カ国が出場する。初めて日の丸戦士に選ばれた林は「選ばれたことにしっかり感謝して、自分の持っているものをしっかり発揮したい」と声を弾ませた。

1年で球速7キロもアップ

 背番号は10。170センチ、61キロの体から、最速146キロの直球を投げ込む。小柄ながら大出力を発揮するのは「バネですかね」と、生まれ持ったフィジカルの強さに感謝する。昨年は139キロだったが、冬の間にチューブトレなどで体幹を鍛え、1年間で7キロもアップした。

日高シニアの浦川総監督も太鼓判

 日高シニアの浦川聡総監督(58)も教え子の成長ぶりに目を見張る。小学6年生の林を見て「本当にバランスが良くてね。立ち振る舞いが良かった。(うちに)入ってくれって。ピッチャーっていうよりも、野手のセンスがあった。(中学)1年の秋、室内で良いボールを放っていた。軟らかいんですよ。指にしっかりかかるんで、春先のオープン戦で2番手で絶対使うって」。昨年は日本選手権で全国デビューも果たした。

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