【一問一答】「〝アマ〟って呼んで」「イギリスでは応援歌は結構有名」新外国人FWバカヨコが札幌加入会見
■7月29日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
28日に北海道コンサドーレ札幌への完全移籍加入が発表されたシエラレオネ代表FWアマドゥ・バカヨコ(28)が、この日の練習終了後に報道陣の取材に応じた。一問一答は以下の通り。
スピードに自信あり「試合に出るのが楽しみ」
―現在のコンディションは
「コンディションは問題無い。このチームのプレースタイルに慣れるまで、もう少し時間はかかると思うが、これからみんなと一緒に練習して、監督の指導を受けて、サッカーに集中していきたい」
―チームに合流した今の心境は
「チームがすごく温かく歓迎してくれて、すごくうれしい。練習をしていても、すごくいい選手が集まっていると思うし、いい選手と一緒にやるサッカーはやりやすいので、試合に出るのがすごく楽しみ」
―仲の良い選手は?
「全員がすごく優しくて、練習がやりやすい。まだ(全体練習が)1回目だが、いろいろなことを教えてくれたり、声をかけたりしてくれるので、すごくうれしい」
―自身のストロングポイントは
「個人的な特長としては、足の速さだと思う。裏に抜けて決定的なチャンスをつくったり、点を取ったりするのは得意だが、それ以上に自分の良いところは、チームのプレースタイルにうまく合わせられるところ。今年の試合のハイライトを見ていたら、(チームの)プレースタイルは私にすごく合うと思うので、みんなと一緒にやるのが非常に楽しみ」
―スピードの部分で、具体的なタイムは?
「分からないけど、たぶんここの選手の中で一番速いと思う。自信はある」
―チームはJ1残留に向けて戦っていく状況。今後の意気込みを
「今は大変だが、私たちの力で絶対にこの状況を良くできると思う。ピッチの上での結果は私たち選手次第なので、みんなが自信を持って、自分のこともチームメートのことも信じたら、絶対に残留できると思う。私はまだ日本2日目だけど、非常にモチベーションが高くて、チームの力になれるように頑張りたいと思っている。目標を達成できるように頑張りたい」
―札幌の街の印象は
「街はきれいだし、人はみんな優しい。今はサッカー以外のことはあまり考えていない。まずはこのチームのプレースタイルを勉強して、監督の指示を聞いて、練習場のピッチで全力を出して、このチームの目標を達成するために頑張る。それらが全部できて、ちょっと生活にゆとりができたら、いろいろなところを見たいと思っているが、今はサッカーしか考えていない」
―周りの人たちから何と呼んでほしいか
「SNSでいろいろなニックネームを見かけましたが、私は『アマ』と呼んでもらいたい」
―その理由は
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「日本語では『バカ』が『stupid』の意味だと人から聞いたので(苦笑)、『アマ』をニックネームにしようと。でももちろん自分の名前にプライドがあるから、ユニホームの背中には『BAKAYOKO』と付ける。みんなは『アマ』って呼んでくれたらうれしい」
―札幌からいつオファーを受けたか
「2カ月くらい前に初めてアプローチを受けた。最初は代理人への話だけで軽いものだったが、その後どんどん真面目な話になっていって。札幌の試合のハイライトを見たり、クラブの状況を調べて、いろいろ考えて、早く札幌に来たいと思っていたから、ようやく札幌に来て練習できて非常にうれしい」
―札幌からのオファーをどのように感じたか
「この状況から残留するというのは、間違いなくチャレンジではあるが、私はチャレンジが好き。自分のプレーで良い影響を与えられたらうれしい。チームの力になれるよう頑張る」
―前シーズンはスコットランド1部のダンディーFCでプレー。同じリーグには日本人選手が多く在籍するセルティックFCが所属していたが、日本人選手の印象は?
「日本人選手はすごくテクニックがあるし、たくさん走れる良い選手だという印象がある。Jリーグのことを調べたら、Jリーグは非常に競争力のあるリーグで、どのチームも、どんな相手に勝ってもおかしくないリーグ。それを知ってさらにJリーグでプレーがしてみたくなった。チャンスが巡ってきて非常にうれしい」
―初来日とのことだが、日本の国のイメージは
「すごくすてきなすばらしい国だと思うし、日本の文化はすごく良いと思う。アフリカとはいろいろと文化の違いがあるが、それに慣れるというのは楽しいと思うので、サッカーに集中しながらも、日本の文化に慣れていきたい」
―背番号20を選んだ理由は
「前のチーム、コヴェントリーもボルトンもそうだたが、サポーターがいつも『20(Twenty) goals! 20 goals! BAKAYOKO!』と歌ってくれた。20番が札幌でも空いていたから、いいなと思って20番にした」
―以前から20番を着用していたのか
「20番はコヴェントリーで着たが、たぶんその歌は番号には関係無かったと思う。移籍してもボルトンのサポーターが同じ歌を歌ってくれて、良い思い出になっているので、20番にしようと。イギリスではその歌は結構有名になっている」
■プロフィール アマドゥ・バカヨコ(AMADOU BAKAYOKO) 1996年1月1日生まれ、シエラレオネ出身。オランダ国籍も有している。コヴェントリー、ボルトン、フォレストグリーンなどのイングランドのチームを渡り歩き、昨シーズンはスコットランド1部ダンディーFCでプレーした。シエラレオネ代表として12試合に出場し3得点をマークしている。190センチ、80キロ。ポジションはFW。利き足は左。