コンサドーレ
2024/07/30 17:30

《平川弘のCool Eye》セビージャ戦がなくなったことで吉と出るか凶と出るか―

 

好調を維持するU―23日本代表

 パリ五輪が開幕し、サッカー男子の日本チームは好調を維持している。パラグアイに5-0、マリに1-0と早々に予選リーグ突破を決めた。今回の日本はオーバーエージ枠を使っていない。招集が難しかったこともあるのだろうが、オーバーエージを使ってバランスが崩れるより、そのまま行った方がチームとして戦えると判断したのだと思う。

FW細谷の働き

 初戦のパラグアイ戦では、相手が1人退場となって数的優位となる幸運もあり、良いスタートを切れた。マリ戦はかなり押し込まれたが、我慢して勝負所を仕留めるしたたかさを見せた。2戦通じて得点はないが、トップのFW細谷が前線で起点となり、素晴らしい働きをしている。

 オーバーエージで誰かFWを入れていたら細谷の良さが出なかったかもしれない。ただ、決勝トーナメントではレベルも上がり、最後は個の力で状況を打開しなければならない場面が出てくる。そこで細谷がどれだけできるか真価を問われることになるだろう。

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