札幌の新加入FWバカヨコが初実戦でいきなりゴールゲット!「攻撃的なサッカーをやるのは楽しい」
■7月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
▽練習試合(45分×3) 札幌9-1北海道教育大学岩見沢校(2-1、3-0、4-0)
札幌得点者:鈴木、浅野、長谷川、原、バカヨコ、サフォ(練習生)、田中克、サンチェス(PK)、家泉
北海道コンサドーレ札幌は北海道教育大学岩見沢校と練習試合を戦い、9-1で勝利した。2本目には、28日にチームに合流したばかりの新外国人FWアマドゥ・バカヨコ(28)が出場。札幌での初実戦でいきなりゴールをマークし、首脳陣にその存在感を強烈にアピールした。
右CKからヘッドでズドン
2本目終了間際の45分に札幌が得た右CKのチャンス。MF小林祐希(32)の左足から繰り出されたボールに、ゴール前で待ち構えていたバカヨコがドンピシャのタイミングで合わせてヘディングを放つと、シュートは岩教大ゴールへと吸い込まれた。チーム合流からわずか3日目の初実戦で、バカヨコが早くも〝札幌初ゴール〟をゲットした。
得意なプレー見せられて良かった 「チームにとってもポジティブ」
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「クロスが上がるタイミングに合わせてヘディングするのを得意としているので、今日はそれを見せることができて良かった。チームとしてもゴールへのアクションが一つ増えて、ポジティブなことだと思う」と、加入早々のゴールに胸を張った。
27日に来道し、28日からチーム練習に合流。「こちらに来たばかりなので、もちろん疲れはありますし、今日は暑かったので」と話すものの、「そういう状況にも慣れていかなければいけない。ハードワークしてチームの力になれるよう、全力を出して頑張りたい」と、労をいとわぬ覚悟を持ってトレーニングに臨んでいる。
「ここの選手の中で一番速い」と話していたスピードは…
この日は札幌が岩教大を相手陣内に押し込む時間帯が長く、相手のDFライン裏にスペースが生まれる機会が多くなかったため、前日の加入会見で「たぶん、ここの選手の中で一番速い」と話していたスピードを披露するシーンはほぼ無かった。自身でも「今日の試合の流れでは、スピードを見せるチャンスがあまり無かったけど、まだチームメートのプレースタイルにも慣れていないし、自分の動き出しのタイミングもチームと合わせなければいけないので、少し時間はかかると思う」と、まずはチームを理解し、自らの特長をアジャストさせていくことを見据えた。
もっとフィットできるように
新たなチームメートたちと、初めての実戦を経験。「攻撃的なサッカーをやるのは楽しいし、みんなと一緒にそのサッカーをやったというのはすごくうれしいので、これからもっとフィットできるように頑張りたい。チームがミシャのサッカーを信じて、自分もチームメートたちのことを信じていたら、絶対強くなると思うので、それを楽しみにしたい」。最下位に沈むチームを救うためにやってきた背番号20が、この日の初ゴールを皮切りに、浮上への道を切り開いていく。