ファイターズ
《ハム番24時》7月31日
日本勢のメダルラッシュに沸くパリ五輪に毎夜、一喜一憂している。世界と戦うアスリートが躍動する姿は美しく、睡眠時間を削りながらも、テレビにかじりつく生活が楽しくてたまらない。
記者が個人的に注目しているのは陸上競技だ。中学時代に100、200メートルの短距離2冠を達成し〝サニブラウンに勝った男〟と呼ばれた五十幡ならば、オリンピアンの知り合いがいるのでは? ふと浮かんだ疑問をぶつけてみると、想像以上の答えが返ってきた。
「中大の同級生が陸上をやっていて、そのお兄ちゃんが飯塚(翔太)さんでした。中学生のときに出た国体のリレーは、自分が1走でアンカーが(リオ五輪代表の)藤光(謙司)さん。同じ大会に桐生(祥秀)さんも出ていたけど、僕たちが優勝しました!」
豪華すぎるメンバーとの競演を懐かしんだが、トップアスリートとの接点はまだまだあった。
今大会で日本選手団の旗手を務めたフェンシングの江村美咲さんや、ハンドボールの部井久アダム勇樹さんも中大時代に少しの交流があり「たまに授業が一緒で、ちょっとだけ会話をしたことがあります。(結果に)注目してますし、時間に余裕があれば見て応援したい」と声を弾ませた。
4年後のロス五輪では野球が復活する。五十幡が同じ日の丸を背負って、国際舞台で知人たちと再会するシーンを見てみたい。そんな未来を思い描くのは、気が早すぎるだろうか。