ドラ2ルーキーの進藤勇也 ただ今、急成長中! フレッシュ球宴では優秀選手
近未来の正捕手候補 2軍で奮闘の日々
日本ハムのドラフト2位ルーキー・進藤勇也捕手(22)が着実に前進している。前半戦は主に2軍でプレーし、フレッシュオールスターゲーム2024では優秀選手に選ばれた。後半戦では、また一味違った姿を見せつける。
随所に見せる好リード 日に日に高まる存在感
8月1日の2軍ロッテ戦。「2番・捕手」でスタメン出場した。先発登板したし中山晶量投手(25)をもり立て、被安打4も3回無失点の好投をアシストした。続く2番手の北浦竜次投手(24)は3安打2四球3失点と乱れたが、五回以降は投手陣を立て直し、八回に清水優心捕手(28)と交代するまで無失点に抑え込んだ。
前日のロッテ戦でも9回1失点を導く好リードを披露した。
山中捕手インストラクターも高評価
「失点が少ないところがいい」と自己分析。山中潔ファーム捕手インストラクター(62)は「実際、経験値はまだまだ少ないですが、いい結果、悪い結果など踏まえ、いろんなシチュエーションの中でベストな球をチョイスできるようになってきた。情報処理能力が上がってきたから、リズムも良くなってきた」と成長を認めた。
ここまで1軍で2試合に出場 「戻らなきゃいけない場所」
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1軍も経験できた。うれしいデビューは交流戦。6月18日の阪神戦に「7番・捕手」で先発出場。6月23日の楽天戦は途中出場し、1三振に終わった。わずか2試合だったが、得るものは大きかった。
「とにかく楽しかった。多くのお客さんの前で自分のプレーを見てもらえる。純粋に楽しかった。戻らなきゃいけない場所ですね」
フレッシュ球宴でソロ本塁打を含む2安打2打点
将来のスタープレーヤーが集うフレッシュオールスターも経験した。途中出場し、七回に左越えのソロ本塁打、八回に適時二塁打と2打数2安打2打点の大活躍で優秀選手賞に選ばれた。
「ああいう舞台で結果を残せたのは良かった。普段、組まない投手の球を受けられて勉強になった」という。ちなみに賞金の50万円は手付かず。「特に欲しい物もないですし」と淡々としたものだ。
打撃技術の向上にも注力
8月1日のロッテ戦では後半戦初ヒットも出た。「今、コーチと話し合いながら基本軸をつくっている最中です。スイングの確実性を上げるために大事なところはたくさんある。そこを意識して取り組んでいます」
将来の正捕手候補は一歩一歩、力強く主力への道を歩んでいる。