コンサドーレ
「帰ってきたときにJ1のピッチで戦えるように」札幌MF田中克幸が残留への決意新た
■8月2日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
武者修行に旅立った同期生と来年も共にJ1の舞台で戦うため、北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸(22)がJ1残留への決意を新たにした。
田中克は中断期間中に行われた2度の練習試合でいずれも得点をマーク。特に30日の北海道教育大学岩見沢校戦(9〇1)では、左サイドからのマイナスのグラウンダークロスに反応し、ペナルティーエリア外から自慢の左足を振り抜き、地をはうようなミドルシュートを相手ゴールに突き刺すなど、変わらず好調をキープしている。
ボランチ競争激化 スタメンは1試合のみ
そんな田中克はここまでのリーグ戦で15試合に出場しているものの、スタメン入りは1試合のみ。先輩ボランチ陣の厚い壁に阻まれ、なかなかポジションを奪えないでいた上に、夏には歴戦のDF大﨑玲央(32)が途中加入。ボランチの競争はさらに激化した。
「チームが勝つのがベストなので、本当にすばらしい選手が入ってくれたと思うし、自分も良い部分を吸収して、より選手として伸びなければならない。競争は激しくなるが、僕は周囲の選手をリスペクトしているし、その中でおのおのの特長をどんどん吸収して、その上でより自分の特長を出せれば、新たな中盤像が確立されると思う。そこを目指してやっていきたい」と、大﨑や他の選手たちの長所を取り入れて、より強力な存在となることを目標に掲げている。