ファイターズ
2024/08/02 23:55

《岩本勉のガン流F論》あのブーマーを抑えたんやで~!

■パ・リーグ14回戦 日本ハム4ー6ソフトバンク(8月2日、みずほペイペイスタジアム)

工夫を欠いたバッテリー 結果は明白

 同じバッターに2度も一発を食らう。バッテリーに工夫がないと言わざるを得ない。加えて加藤貴は良くも悪くもいつもの加藤貴だった。もう1000回以上投げているピッチャー。相手の頭にもデータは揃っている。ハッと驚く次のステップがなければ、打者に怖さを植え付けることはできない。ボールも少し高めに浮いていた。となれば結果は明らかだ。

わざわざ荒れ球を投げられる加藤貴

 打たれ出したら止まらない。伏見はボール球のサインをつくるべきだ。コントロールが良いのはいい。だが、このままでは視野の狭い投球に終始してしまうし、相手バッターもガンガン踏み込んでくる。一方のスチュワートは適度に荒れていた。加藤貴はわざわざ荒れ球をつくれるピッチャーだ。私も現役時代の1999年、わざわざ荒れ球を投げ、シーズンのキャリアハイとなる99四死球を記録した。と同時に自己最多13勝を挙げることができた。伏見と加藤貴のバッテリーよ、よく考えてもらいたい。

おいしいマウンドをおいしく味わえなかった

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