冬季スポーツ
2024/08/03 21:00

【サマージャンプ】26年五輪初出場狙う二階堂蓮が今季初V

今季初Vを飾った二階堂=撮影・西川薫

■札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会(8月3日、札幌大倉山ジャンプ競技場、HS137メートル)

 昨季のW杯日本代表の二階堂蓮(23、日本ビール)が、1本目に124メートル、2本目に120.5メートルで今季2戦目で初優勝した。自身初の五輪出場へ大事なシーズンが、まもなく始まる。「昨季は何度か表彰台をつかめるチャンスはあったし、そのチャンスをものにできず悔しい思いもした。次こそは表彰台と優勝をつかめるように」。W杯初勝利をステップに、1年半後の大舞台へと突き進む。

さらなる飛躍目指し調整法変えた

 昨季、W杯本格参戦2季目で大きく飛躍した。2月の札幌大会で自己最高の7位に入るなど、W杯ランキングで2位の小林陵侑(27、チームROY)に続き、日本人2番手の22位をマークした。さらなる飛躍へ今季は調整方法を変えた。昨季はサマーグランプリ出場などに備え、6月からジャンプトレーニングを開始していたが、今年は約1カ月遅らせ、7月28日に名寄で行われたサンピラー国体記念をスキップ。2日の宮の森大会で今季初戦を迎えた。「(昨季の)ワールドカップの時に比べたら、調子もそんなに良い訳ではない。今後、自分のチームでのトレーニングと、ジャンプトレーニングでしっかり自分のその課題をに向き合い、9月10月には全日本選手権とサマーグランプリも控えているので、そこに向けてしっかり自分らしいジャンプを作り上げていけたら」。初優勝にも満足せず、冬本番へ向けてさらに状態を上げていく。

いいジャンプを2本そろえられた理由は

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