【一問一答】宮西尚生 前人未到の通算400Hに王手 新庄監督の言葉で「楽になった」
■パ・リーグ15回戦 日本ハム8ー7ソフトバンク(8月3日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの宮西尚生投手(39)が3日、ソフトバンク戦で今季6ホールド目を挙げ、前人未到の通算400ホールドに王手をかけた。6ー6の六回から3番手でマウンドへ。2死一、二塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。試合後、新庄剛志監督(52)とのやりとりなどを語った一問一答は以下の通り。
―(試合後、自ら口を開き)
「(横にいた)生田目に聞いてあげてください。(三回から救援し、2回⅔を投げて1失点と)ナイスピッチングでしょ」
―生田目は四、五回と無失点で抑えた
「難しいところから行って、初めはちょっとアレやったけど、そのあとすぐ四回、五回しっかりつないでくれて、あれがすべてやったと思います」
ー自身の登板を振り返って
「なんとか粘れたかなっていう」
―1死から周東を四球で歩かせた場面は何を考えていたか
「走られないように。今まで以上に、あの状況は試合も動いている状況だったし、ランナー二塁にいるのは。そもそもフォアボール出したんすけど」
ーきょうは何回から準備していた
「五回のバックアップに入っていたんで。そのまま六回っていう形で」
―2死二塁から今宮を申告敬遠で歩かせ、栗原と勝負して一ゴロに抑えた
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「別になんとも思ってなかったっす。どっちかというと、2人で1つ取ればいいと思ってたので、あそこはそれだけ左を抑えてくれるって思ってくれているのかなっていう感じでしたけどね」
―登板3試合連続でホールドが付いた
「そうっすね。それだけ接戦がチームとして続いているということだと思うので。ブルペン陣はみんなでなんとか支え合いながらやっていますけど」
―チームとしても、首位・ソフトバンク相手に競り勝ったのは大きい
「こういうゲーム展開は後に生きてくるんで。それが1カ月後なのか、1年後なのか、3年後なのか分からないけど、こういう試合を続けて、いい経験ができているっていうことだと思う」
―新庄監督が「このままずっと抑え続けないといけないよ」と伝えたと話していた
「そう! ハッパかけられた(笑)。めっちゃプレッシャーがかかりました。きのう(ベンチ)裏で会って、抑え続けているけど、次打たれていいやとか、そういうことは思わないようにしてくれ。期待しているからと声をかけられて。プレッシャーでした」
―キラキラした目で「はい」と答えた
「でも(1軍に)上がって来た時に言ったんですけど、インスタ(グラム)で連絡が来た時に楽しんでやれと。次、甲子園で(1軍に)上がるからという時に、分かりました、ありがとうございます、頑張りますと(メッセージを)返したら、頑張らんでいい。本当に楽しめと。あれが今の自分のテーマというか、集中はもちろんしてますし、プレッシャーもありますけど、その中でゲームを楽しむ。今までどちらかといえば、プレッシャーを背負いながらやってきたので、肩の荷が一気に下りたというか。この年になってプライドは捨てたくないから、やらなアカンと変な気負いがあったけれど、それですごい楽になったのは間違いなくある。そのおかげで、楽しくは投げていますね」
―楽しみながら結果を出し続ける
「だから相当なプレッシャーですよ。集中しながら一試合一試合。ホンマ俺の残り試合数なんて少ないから。引退したら一生、味わうことない環境やし。残り何試合か分からんけど、ホンマに楽しんでやる。これは辞めるまで自分のテーマなのかなってすごい思います」