ファイターズ
2024/08/04 16:30

【宮西尚生400H特別企画】前編 仲間たちの愛ある祝福とイジりにアンサー 金言、暴言連発!? 

前人未踏の400ホールドを達成した宮西にゆかりのある選手が名前を伏せてメッセージを送った

送り主を伏せて、愛あるメッセージを伝達!

 日本ハムの宮西尚生投手(39)が4日、みずほペイペイドームで行われたソフトバンク戦で、プロ通算400ホールドを挙げた。ここまで17年間のプロ生活。さまざまな人物との出会いや転機となる出来事があった。道スポウェブでは、親交の深い師匠、同僚、弟子たち10人の愛情がたっぷり詰まったメッセージを持って宮西を直撃。大記録を達成した主役は、ゆかりのある人物の言葉にどうアンサーするのか―。特別インタビューを前編、後編の2回にわたって公開する。

【宮西尚生400H特別企画】後編 後輩右腕のドヤ発言や師匠の注文にアンサー 若手時代の秘話も

1人目はこの方 ごちそうした金額は「何百万以上」

―400ホールド達成、おめでとうございます。1人目のメッセージを伝えます。
「お世話になったし、この年まで投げるのは大変で、みんなの目標になる選手。そこは尊敬しています。やっぱり何百万もおごってもらった(笑)。前までミヤさんはしゃべる人ではなかったので、今、後輩と積極的にしゃべっているのは驚き」

「玉井や」

―いや…

「加藤(貴)か! あ~そうやな。加藤や」

―メッセージを受けて

「何百万以上おごっとるわ(笑)。年俸、超えているんやから、次は俺におごれよ、でいいんじゃない(笑)。加藤がルーキーの頃は、あまり若い子としゃべることは確かになかったかな。(対話するようになったのは)ここ数年かな。この年になって、今年なんてキャンプは2軍で、年が離れ過ぎているから、しゃべりやすいというか、逆に。玉井とか加藤とか(石井)ピンとか、後輩になるねん。だから、ちょっと厳しく接するけど、20代の子なんて子どもにしか見えへんわけ。後輩より子どもって感じやから。コイツらかわいいな~って。教えてやろうとなる」

今では頼もしさを感じる存在に

―加藤貴はFA権を行使せずにチームを引っ張っている

「ああいうタイプやけど、やらなアカンと自分でしっかり分かっているから。ちゃんと結果で引っ張っていって。言動、行動で引っ張るタイプではないので、結果でしっかり示して。でも後輩とか誘って一緒にご飯を食ったりしているし、先輩の自覚というか、後輩の面倒見も良くなったし、いいんじゃないかな。俺は完全ノータッチになっているから、加藤は。つるむこと、ほぼない。加藤が引っ張っていかないとアカンから。俺にいつまでも引っ張られとったらアカンし。だからそういう意味では自立した。しっかりチームを引っ張っていくためにも、結果を出し続けてほしいなと思うよね」

2人目は鉄腕の奴隷!?

―2人目
「LINEしていても『早く上がってこいよ』と言ってくれるので、その言葉がモチベーションになっています。これからもミヤさんの一言で動きます。すぐ動けるように態勢は整えておきます。オレは奴隷として働いていますから(笑)」

「誰だ。コイツ! なんとなく分かるんやけど。早く上がってこいって。オレ、言った?」

―まだ巣立っていない投手

「それ玉井? 違うでしょ? オレ、玉井にそんなこと言わん」

―オフの自主トレを一緒にやっている

「山本(晃)? あっ堀か!!!(笑)。完全に忘れていた。忘れていた~。全然、アカンわ」

2021年、試合前練習で笑顔を見せる宮西(右)と堀

 

―これからもミヤさんの一言で動くと

「オレの一言で動いているようじゃアカンわ」

期待がゆえに厳しいゲキも

―でも、気にかけてLINEをしている

「『どう?』とはLINEするけどね。アイツはね。なんやろ。ポテンシャルは高いよ。でも波が大きいから。そこの波をね…。今、上では河野が頑張っていて、下には去年でいえば、福田(俊)と堀か。やっぱり河野に負けている…負けているという言い方は語弊があるかもしれないけど、その3人は切磋琢磨して戦ってほしいし、いいライバルであってほしい。もっと気合入れろって話」

―LINEでは優しいと

「プライベートのことは知りません! 全然、忘れていました(笑)」

3人目 鉄腕が一番お世話になっている?右腕

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