高校野球
知内高野球部の吉川英昭監督が退任 ヤクルト坂本拓己投手を指導 後任は高草木穣顧問
7月27日付で退任 今後はコーチとして指導
2022年の全国高校野球選手権南北海道大会で準優勝した知内高の吉川英昭監督(48)が7月27日付で退任し、コーチに就任した。
新監督には3月に知内に着任した高草木穣顧問(56)が就任する。高草木監督は砂川北高出身で現役時代は、故・佐藤茂富監督の指導を受け、美唄尚栄や石狩南で監督として指揮を執ってきた。
22年にはヤクルト坂本を擁して南大会準V
吉川前監督は大阪・桜宮高出身。岩教大卒業後、松前中や江別一中で指導。軟式の中学北海道選抜チームの指導者などを歴任し、15年3月に江別一中から町立の知内に異動。16年に監督に就任した。監督就任後、3季通じて9度の道大会に出場するなど、函館支部の勢力図を塗り替えた。22年夏の南大会では現ヤクルトの左腕・坂本拓己投手(20)を擁して、初の決勝進出を果たした。
信条は不変 「生徒を『良い男』にする」
あと一歩で甲子園に届かなかったが、「悔いはないです。コーチとして生徒を『良い男』にすることを目標に変わらず指導していきたい」。今後は高草木新監督を支えていく。