ファイターズ
《ハム番24時》8月6日
400ホールド達成から2日が過ぎた。試合前、当事者の宮西に反響を聞くと、同じ節目でも200、300をクリアした時に比べ、お祝いのメッセージが桁違いに多かったそう。「ここ数年、苦労しているのを知っているからか、みんな連絡をくれて、ヤバかった。こんなに人がおったんや、携帯に」と笑いを交えながら感謝していた。
7月30日のオリックス戦(エスコン)から、2カード6試合で4ホールドを積み重ねた。「こんなにトントンいくとは思わなかった」というのが本音だ。そして残り「1」で迎えた4日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)。「オレが一番、差し込まれた。(伊藤)大海は内容も良くて、そのままいくやろなと思って、ボーっとしていたら、次に頭から行くよと」。読みは少し外れたが、きっちりと戦闘態勢を整え、任務を遂行した。
本拠地のエスコンで達成できれば、理想的だった。ただ、敵地だとしても、ソフトバンク戦で決められたことに価値があったという。「最後、(中村)晃と対戦できたのもでかいかな。1点もやれない状況で。アイツはすごくいいバッターやと思っているから。昔は長谷川さんとかも(手ごわかった)。ソフトバンクには思い入れがある。一番いいバッターを抑えて交代できたから良かった」。長くしのぎを削ってきた宿敵をリスペクトしている。2人にしか分からない空気感が、きっとあったのだろう。