《SHINJOの信条》普通なら代えていますけど、もう一回チャンスを与えようと。あした、お仕置きしておきます
■パ・リーグ14回戦 日本ハム5ー1楽天(8月6日、楽天モバイルパーク宮城)
―(試合後、自ら口を開き)
「きょうはもう、運が良かったですよ。あんな走塁ミスを2つして。もう普通なら向こうに流れが行って、負けるパターンなんですけど。金村くんは、あれだけ踏ん張ってくれて。悔しいですよね、本人は」
【一問一答:金村尚真 プロ最長9回熱投 同級生に感謝の5勝目】
―あと一歩で完封だった
「そこなんですよ。気持ちは分かりますけど、抑えたいという気持ちが(強くて)甘いところに行ってしまう。よく分かりますけど。でも野手がカバーしたので。万波くんも、大したものですよね。真ん中外寄りのボールを逆らわずに右中間に持っていって」
―水谷が粘って四球を選んだことも大きかった
「うん。めちゃくちゃいい真っすぐが来ていたからね。あのフォアボールも大きかったし。やっぱりミスね…」
―清宮が(三回に)走塁ミス。アウトカウントを間違えたか
「それ以外ないでしょ」
―監督もベンチでぼうぜんとしていた
「でも、今のこの状態で、集中力を持って(プレーさせたかった)。普通なら代えていますけど、もう一回チャンスを与えようと思って。結果論ですけど、打ってね。あした、お仕置きしておきます」
【ファイターズ新着ニュースはこちら】
―ミスも含めて清宮らしい…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「いや、スターに上がっていくには、それはやっぱり良くない。タイガース時代、萩原誠という大阪桐蔭出身の選手がいて。ドラフト1位。2軍の試合だったかな。先頭バッターで初球の真っすぐをバチーンと、とてつもないセンターライナー(ヒット)打って。次のバッターが初球、セカンドフライだったんですよ。ホームまで返ってきましたからね(笑)。柏原さんが『おまえ、先頭バッターの初球を打ったんちゃうんか?』と。本人は『すいません、アウトカウント間違えました』と。まだ、1アウトなのに。びっくり。いろんな子がいるので。その一人ですね(笑)」
―水野が戻ってきてスタメン起用
「反応はいいです。試合勘がまだ戻ってないのか。メリハリのあるスイングがまだできていないですけど、これは慣れていくので。足首の方も良さそうだし」
―万波はこの1本で状態をさらに上げてきそうか
「調子が上がってくると、バッティングフォームを変えてくるから。今のままで、しっかり。その前の内容もあまり良くなかったですけど。ああいうところで決められる選手というのはやっぱり使いたい。使いたくなる。その前が3打席凡退していても、ああいうところで、チャンスに強いバッターというのは、外せない一人になってくる」
【万波中正がプロ初の満塁弾 楽天・則本撃ちに「本当にうまくいった」】
―田中正が抹消になった。リフレッシュの意味合いが強いか
「ちょっとメンタル的にも、ここ何週間か、すごく追い込まれていたと思う。真っすぐが151、152キロのスピードで、フォークが入らなかったら…。まっすぐ一本で張られたら、プロの1軍のバッターは確実に捉える可能性が高い。一回、リフレッシュというか、メンタル面のリラックスと、球種をちょっと覚えてこようかと。2週間ぐらいでマスターしてもらって。何年後かに正義くんが抑えでバリバリになった時に、この2週間がなかったら、ぞっとするというぐらい、マスターしてきてほしいということは伝えて。話し合いをして。優しいし、インコースに投げられないピッチャーなので。そのへんはちょっと練習していこうと」
―抑えは河野や池田が務めるのか
「いや、相手の打順によります。池田くんと河野くん、宮西くんも含めて。柳川くんも。柳川くんはちょっと面白いかなと」
―柳川は抑えの適性があるのか
「いつかは、そうさせないといけない選手なので。こういう競っているペナントレースの中で、一気に成長させるのも一つの手ですから。あと、松浦くんも見てみたい。いい球を放っているし、真っすぐのキレがある。左ピッチャーで150キロを超えるピッチャーは、あまりいない。ダイナミックなフォームをしていますし、それでストライクが入るかどうか、見てみたい」
【プレーバック・写真入り:パ・リーグ14回戦 日本ハム5ー1楽天(8月6日、楽天モバイルパーク宮城)】
【一問一答:山崎福也 7日の楽天戦に先発 4位相手との一戦も「どのカードも大事」】