ファイターズ
2024/08/06 23:30

万波中正がプロ初の満塁弾 楽天・則本撃ちに「本当にうまくいった」

延長十回2死満塁で決勝の満塁弾を放った万波(左端)がチームメートに迎えられる=撮影・松本奈央

■パ・リーグ14回戦 日本ハム5-1楽天(8月6日、楽天モバイルパーク宮城)

負けられないカード初戦 ド派手な決勝打

 プロ6年目で初のグランドスラム―。日本ハムの万波中正外野手(24)が「5番・右翼」で先発出場し、同点の延長十回に勝ち越し満塁本塁打を放ち、勝利を決定付けた。

 3連敗を喫すると4位転落となるカード初戦を延長戦の末にもぎ取った。「あした全力で勝って、その次の試合につなげられたらいい」。自らのバットで、次はカード勝ち越しをつかみにいく。

球界を代表する右腕から豪快な一発

 仙台の夜空に右手を突き上げた。1-1の延長十回2死満塁。万波は楽天のクローザー・則本と相対した。150キロ超の直球と落差のあるフォークで攻めてくる右腕に対し、ファウルで粘り、ボールを見極めながらフルカウントまで持ち込んだ。そして迎えた7球目だった。外寄りの153キロ直球を捉えると、打球はそのまま右中間スタンドに吸い込まれた。

してやったりの殊勲打 

 通算59本目のアーチは初の満塁弾。「フォークを結構、見送れていたので、これ真っすぐ消さずに同じケアの仕方でもいけるかなと思っていったんですけど、それが本当にうまくいった」と胸を張った。

完全復調へ試行錯誤の日々 

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