ファイターズ
2024/08/07 23:25

ほえた生田目翼 こん身の8球 神火消し 山崎危険球退場もチーム救った

七回1死満塁で登板した生田目が連続三振で無失点に抑え雄たけびを上げる=撮影・松本奈央

■パ・リーグ15回戦 日本ハム2-0楽天(8月7日、楽天モバイルパーク)

 日本ハムの生田目翼投手(29)が7日、楽天モバイルパークで行われた楽天戦の七回途中に緊急登板し、絶体絶命の窮地を救って3年ぶりの2勝目を挙げた。快投を見せていた先発の山崎福也投手(31)が、頭部死球により退場。1死満塁でマウンドに上がった6年目右腕は、連続三振で切り抜け、荒々しくほえて渾身のガッツポーズを披露した。

予期せぬタイミングで緊急登板

 息詰まる投手戦の空気が一変し、球場が騒然となった。七回1死一、三塁のピンチ。楽天の鈴木大は初球、セーフティースクイズを試みた。山崎の投球は浮いて、鈴木大のヘルメットを直撃。ファイターズベンチは、予期せぬタイミングで投手交代を迫られた。

 危険球が宣告され、ブルペンで待機していた生田目が送り出された。ただ、動揺はなかったという。「何かあったら、ということで準備はしていて。あの形で代わるのは、ちょっとびっくりしたんですけど、なんとか対応できたかなと思います」と、緊急継投の舞台裏を明かした。

重圧に屈しなかったわけは〝開き直り〟

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