高校野球
2024/08/08 16:00

京都国際の道産子カルテットが地元校との対決となった札幌日大高戦へ意欲【夏の甲子園】

京都国際でベンチ入りしている道産子選手の(右から)沢田、高岸、尾角が初戦の札幌日大高戦に意欲を見せた=撮影・中本翔

今春の近畿王者

 第106回全国高校野球選手権1回戦で南北海道代表の札幌日大高と対戦する今春の近畿王者・京都国際には、4人の道産子がベンチ入りしている。1年秋から主力として活躍する沢田遥斗中堅手(3年)と高岸栄太郎一塁手(3年)の2人は、中学硬式の北広島リトルシニア出身。服部颯舞内野手(3年)は小学4年生まで少年野球の千歳・向陽台ヒーローズ、尾角凌内野手(2年)は札幌新琴似リトルシニア出身だ。

高岸は札幌日大高の小熊とFsジュニア同期 父は選抜4強メンバー

 高岸の父・智治さんは駒大岩見沢が1993年センバツ4強入りした時のメンバー。高岸は少年野球の千歳ガッツでは父と同じ投手。6年時にファイターズジュニアに選出され、札幌日大高の小熊梓龍投手(3年)や、明徳義塾の高橋龍成内野手(3年)、花咲徳栄の斎藤聖斗内野手(3年)らと日本一を目指した。

中学では不完全燃焼も京都で飛躍

 しかし中学1年時に、利き腕の右肘離断性骨軟骨炎を発症。手術を経て復帰したが不完全燃焼の中学時代だった。「小学生の時から関西で野球をやりたくて、甲子園を直接見に行っていて、智弁和歌山とか大阪桐蔭とか強豪校と試合をしてみたかった。グーグルで調べてプロ輩出もしていたので、甲子園にも出場していて、そこで決めました」と、地元を離れて京都で成長を遂げた。京都大会では、主に「6番・一塁」で、準々決勝の西城陽戦では4番を務めるなど5試合で打率.333をマークしている。

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