ファイターズ
2024/08/08 18:50

《ハム番24時》8月8日

 

 2軍と独立リーグ・富山の交流戦が7日に行われ、開始前に立野の引退セレモニーが実施された。2019年ドラフト2位で日本ハムに入団し、4シーズンプレーした後、自由契約となって富山に加入していた。

 同じ年のドラフト1位が河野だ。26歳、同期の決断に触れ「正直、まだできるんじゃないか、という感想はあるんですけど、自分の体と向き合って限界が来たと言っていた。社会人出身で年も同じ。一緒に頑張りたいという気持ちが強かったので、寂しい気持ちもあります」と複雑な心情を明かしてくれた。

 引退を決めた後、立野から連絡を受けたという。体の状態が厳しいこと、NPB復帰の可能性が低いことなど、現状を聞いた。重たい空気ではなく「吹っ切れているようなテンションでした。お疲れさまと伝えたら『野球が嫌いになったわけじゃない。応援しているから頑張ってくれ』という言葉をもらいました」と逆に励まされたそう。

 取材していても、立野は言動、振る舞いが個性的で、天然な印象があった。もっと身近だった河野はどう感じているか、尋ねると「そのままじゃないですか(笑)。なかなか会話が成り立たないところはありますけど、一緒にいておもしろい」と教えてくれた。

 縁があって同じ時間を共有した2人。河野は続けた。「ただ一人の同期、同級生なので、これからも付き合いは長くなるかなと思います」。違う道に進んでも、絆はきっと変わらない。

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