１１日創成館戦へ２日連続紅白戦

　全国高校野球選手権に９年ぶり４度目出場の白樺は９日、１１日の創成館戦（長崎）へ向けて、2日続けて紅白戦を行った。大阪入り後、初めて行われた８日の紅白戦では、北大会３試合で救援したリリーフエースの左腕・神谷春空（はるく、２年）が控え組を相手に、四回から１回１／３を投げ無失点。調子も右肩上がり。１３年ぶりの勝利を２年生左腕がけん引する。

手応えバッチリ「低めに丁寧に投げられた」

　いよいよ聖地のマウンドが近づいてきた。「ちょっとずつ気持ちも高ぶって、絶対勝ってやるっていう気持ちが強い」。紅白戦の内容に関しては「低めに丁寧に投げられた。そこはよかったです」。前日７日は北大会後初のオフでリフレッシュ。「ご飯をいっぱい食べました。体重がちょっと落ちたんですけど間食とか入れながらが落とさないように」。近くのコンビニへパンなどを買い込んで備えている。

亀田監督も絶大な信頼置く制球力

　スタメンの野手は８人中６人が２年生の若武者軍団。その中で神谷は、十勝支部と北大会を通じて４試合に救援登板。７回２／３で８奪三振、与四死球はわずか１つ。代表決定戦は先発したが「中継ぎの方が準備しやすい」とブルペンで出番を待つ。亀田直紀監督（３７）は「神谷が安定してる。コントロールは元々良い投手。丁寧に投げてほしい」と絶対の信頼感を置く。

エース半澤と必勝リレーだ

　創成館は２年連続出場。打線には右打者が７人並び、犠打で確実に好機を広げてくるスタイルで勝ち上がってきた。神谷の主な変化球はカーブとスライダー。「直球と合わせて、三つをうまく使っていきたい」。エース半澤理玖投手（３年）との必勝リレーで１３年ぶりの勝利を呼び込む。