《福岡戦後》今の状況での引き分けは、決して満足できる結果ではないのは確かだ
■J1第26節 札幌2-2福岡(8月10日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
―試合を振り返って
今日のゲームは3ポイントがどうしても必要な、そういうゲームであったが、残念ながら引き分けという結果になってしまった。
試合の入りで一つのミスからファウルを取られてPKで失点した。非常に安い失点であったと思うが、その失点が自分たちのゲーム展開を難しくしてしまった。
ただ、時間は十分にある中で、選手たちが落ち着きを取り戻してゲームを進めてくれた。後半は同点に追い付き、その後も勝利するために選手たちは相手に圧力をかけるプレーというものを見せてくれたと思う。
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後半は特にボールがしっかりと動き、縦パスも入って、サイドチェンジができて、味方の選手を追い越していくというようなプレーで、そこからのクロスというのが非常によく出ていたと思うし、福岡は非常に守備が堅いチームであるが、その福岡に対して十分にゴールを脅かすようなプレーというものは出せていたのではないだろうか。
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我々がより得点を狙いに行くために攻めた中で、カウンターから失点をした。ボールを外にクリアしていれば、というようなタラレバもあるが、もちろん相手が撃ったボレーシュートは非常に素晴らしかった。それが入ってしまって1-2になった。
ただ、選手たちは最後まで諦めない姿勢を、今日の試合を通して見せてくれた。失点した後も気持ちが折れることなく戦ってくれた中で、克(MF田中克幸)の素晴らしいミドルシュートが入って、2-2の同点に追い付くことができた。
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ゲーム自体は決して悪いものではなかったと思うし、むしろ非常に良いゲームだったと思っている。選手たちも気持ちのこもった素晴らしいプレーを見せてくれた。そんな彼らの頑張りに対して、それを批判することは全くできることではないと思うし、むしろ素晴らしいプレーをしたと褒めてあげたいくらいのプレーだったと思う。
今の状況の中で、我々のチームがこの(勝ち点)1ポイントの引き分けという結果に対して、決して満足できるような結果ではないのは確かだし、どちらかと言えば2ポイントを失ってしまったという表現の方が正しいと思っている。
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【プレーバック・写真入り】:J1第26節 札幌2-2福岡(8月10日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)】