【一問一答】宮西尚生 402ホールドでお立ち台 本拠地のファンと大記録の〝後祝い〟
■パ・リーグ15回戦 西武1ー5日本ハム(8月10日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの宮西尚生投手(39)が10日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦の八回に救援し、3者凡退に抑えて今季9ホールド目を挙げた。4日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ通算400ホールドを達成しており、この日はお立ち台でファンと喜びを分かち合った。ヒーローインタビューと取材に応じた一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―400ホールドを超えてエスコンに帰ってきた
「ありがとうございます」
―きょうの試合はホールドシチュエーションで3者凡退
「良かったです。はい」
―この日で通算402ホールド。肩の荷が下りたと試合前に話していたが、次に目指すのは
「何にしましょうかね? 監督から51歳まで頑張れと言われているので、51歳まで頑張ろうと思います」
―登板数は855試合。17年目のファイターズの強さは
「監督が就任されてから、日に日に成長していると感じていた。今年途中にファームから上がって、まず始めにすごく頼りがいのある後輩たちになったなと強く思った。野手も投手も。本当に強いチームになってきたなと思っています」
―チームの目標は
「日本一しかないでしょ」
―9連戦初戦に駆け付けたファンへ意気込みを
「きょうは本当に多くの皆さんの声援のおかげで勝つことができました。まだホームでの試合は5試合ある。ぜひ足を運んでいただいて、大きなご声援をよろしくお願いします」
【囲み取材】
―エスコンでお立ち台に上がった感想は
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「そうだ、初めてやったからね。久しぶりすぎてあんな感じやったんや、という。忘れていました(笑)」
―通算402ホールドで上がることに
「うん、謎の現象ね(笑)。でも直接、北海道で達成報告ができたという意味では良かったんじゃないかなと思います」
―400ホールドを祝う花が球場に届いている
「そうね。びっくりしたっす。ありがたい。本当に」
―きょうはマウンドに上がる時、すごい拍手が
「集中していてあまり分からんかった。あれはジェイ(野村)のデッドボールに拍手していたんじゃないの? 違う?」
―大事な場面で抑えた
「ゲームが動き出したタイミングやったし、あそこの回をしっかり抑えられれば、勝ち切れるんじゃないか、という思いはあったので」
―ゲームが動き出した分、配球は意識したか
「いやいや、チームの流れとかはもう考えていないです。今は。どちらかというと、自分がどうやって抑えられるか。バッターのデータを重視しながら、本当に一人一人抑えるというシンプルな考えで今年は(マウンドに)上がっているので。それが結果的にいい方向に行っているかな」
―新庄監督から51歳まで投げてほしいと
「無理でしょ。さすがに無理ですけど。1年でも1試合でも多く。その考え方はもう変わらないかな」
―最近、登板機会が増えて、体の負担は
「この間の仙台(3戦目)もベンチに入っていなかったし、そういう休みもうまく利用できています。しんどいっすけど、シーズン初めから頑張っているヤツらもいますし、そこはしんどいと思わず、毎日楽しんで投げたい、という感じですね」
―中継ぎの雰囲気がいいと言っていたが、象徴的な場面を挙げるなら
「きょうも最後、たぶん池田が(肩を)つくっていたと思いますし、河野も七回につくっていた。そうやってブルペンで投げて、試合で投げなかった時、戻ってきた時の声かけというのは、今までなかったこと。『ナイスバック(アップ)』みたいな感じ。みんなでそいつをイジりながら、お疲れさんと。そんな感じで迎えている雰囲気は今までになかった感じかな。それが一番、印象的かな」