ファイターズ
2024/08/10 20:45

野村佑希 押し出し死球で決勝点 痛みに耐えて執念のガッツポーズ

七回1死満塁、代打で出場した野村(右)が押し出し死球を受け、一塁へ向かいながらガッツポーズ=撮影・松本奈央

■パ・リーグ15回戦 西武1ー5日本ハム(8月10日、エスコンフィールド北海道)

同点の七回1死満塁で殊勲の死球

 日本ハムの野村佑希内野手(24)が10日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦の七回に体を張って決勝点をもぎ取った。

 同点の1死満塁で代打出場すると、西武・今井達也投手(26)の153キロ直球を左脇腹に受けた。もん絶しながらも一塁ベンチに向かってガッツポーズ。痛みと引き換えに大きな1勝を呼び込んだ。

価値ある打点1 「なんでも良かった。1点さえ取れれば」

 悲鳴が上がった。コントロールを乱した今井の剛球が、野村の脇腹を直撃した。その場に倒れ込んだが、すぐに立ち上がり、歯を食いしばって一塁へ駆けだした。

 「満塁だったので、なんでも良かった。1点さえ取れれば」。左手で脇腹を抑えながら、ベンチに向かって右拳を突き上げ、勝ち越しをアピール。なりふり構わず、チームをもり立てた。

名誉の負傷も大事に至らず安堵

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい