高校野球
2024/08/10 22:45

あの悔し涙は忘れない 白樺の扇の要・浅野捕手が106回の大会史に残らなかった幼なじみの分まで

ゲーム形式の練習でチームメートを鼓舞する白樺・浅野(右)=撮影・桜田史宏

11日第4試合で創成館と対戦

 全国高校野球選手権1回戦で創成館(長崎)と対戦する北北海道代表の白樺は試合前日の10日、3日連続の紅白戦で最終調整を締めくくった。浅野壮音捕手(3年)の地元の先輩は、コロナ禍で中止になった2020年センバツ甲子園代表の白樺・業天汰成捕手(拓殖大)。代替試合として行われた夏の甲子園交流大会では、大トリで出場して山梨学院に3-8で敗戦。いまもアドバイスをもらう先輩に、甲子園の勝利を届ける。

「地に足つけてやっていきたい」

 試合前、最後の紅白戦ではバットの具合をチェックする程度。白樺の扇の要は「いよいよかと。やっと待っていたと、楽しみにしていた。初戦ということで難しい部分もある。立ち上がりが大事になってくると思うので、地に足をつけて自分たちのできることだけをやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

20年夏の甲子園交流大会に出場した先輩の姿を追って

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