【一問一答】清宮幸太郎 またメモリアル8500号 母校に感謝の〝ありがとう弾〟
■パ・リーグ16回戦 西武7-8日本ハム(8月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が11日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦の五回に第8号2ランを放った。これが球団通算8500号。2019年の8000号に続いて、再びメモリアルな本塁打をマークした。8月に入って9戦5発と、ハイペースでアーチを量産。母校・早実高の甲子園初戦突破にテンション爆上がりのスラッガーは、バットでチームをけん引する。ヒーローインタビューと取材に応じた一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―本塁打含む2安打4打点
「ありがとうございます」
―五回の第3打席を振り返って
「僕の前に郡司さんが最低限の仕事をしていただけたので、本当に楽な気持ちで打席に入れました」
―低い弾道でスタンドイン。感触は
「間を抜けて点は入ったと思ったけど、そのままスタンドに入ってくれて本当に良かったです」
―ファイターズの球団通算8500号
「僕の前にモーレ(レイエス)が1本打ってくれたおかげで、僕に運が回ってきてくれたかなと思っています」
―通算8000号も放っている
「あの日も、中田さんが僕の前に1本打ってくれて、僕に回ってきました」
―8月は9戦5発
「夏、最高です」
―母校の早実高が甲子園で初戦を突破した
「後輩たちが頑張っている姿を見ながら、朝飯を食べました。本当に良かったです。パワーをもらいました」
―今季最多の貯金10。抱負を
「貯金はいくらあってもいい。もっと増やして、もっと良い戦いができるようにやっていきたいと思います」
【囲み取材】
―2戦連発。前の打席からどう切り替えたか
「やっぱりいいピッチャーなので。割り切って。割り切りが大事かなというか、そういう気持ちでした。中途半端だけはなしで」
―得意なコースを仕留めた
「まあ、そうですね。うまく反応できたかなという感じです」
―オフに伊藤から援護をお願いされていた
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「ファンフェスで『俺の投げる試合は全部ホームラン打ってくれ』みたいな。トークショーをしたときに言われて。それのことです」
―8000号も清宮。節目に打てるのは
「正直、全然知らなくて。ラッキーですね。ラッキー」
―8000号は覚えているか
「もちろん。センターに種市さんから、ホームラン。覚えています」
―8500はどのタイミングで知ったのか
「広報の方から8500号だけどみたいな感じで。そうなんすかって(笑)」
―監督が2年前に痩せろと言わなかったら、あれはライトフライだったと
「ああ(笑)。なるほど。そうかもしれないです。その通り」
―そういうイジり方が増えているが
「いや…うれしい、うれしいです」
―早実が初戦突破
「良かったです。ほんとに。先制されて。相変わらず、大味な試合しているな、というか(笑)。でも、逆にうちっぽいなとも思って。甲子園でもうちっぽい試合ができていたので。すごい伸び伸びやれているんじゃないかな、と思いますね」
―練習中も試合が気になってソワソワしたか
「ソワソワしていましたね(笑)。いろんな人にちょいちょい聞きながら、今どう? みたいな」
―勝つところは見られたのか
「いや、全然見ていないです。結果だけ知って」
―母校の活躍により、気合が入った
「あー、確かに。負けていたら打っていないかもしれないですね(笑)」
―きのうは1発で後輩を勇気づけてきょうも
「そうですね。ありがとう弾。きょうは」
―力をもらったからありがとう弾か
「そうです。勝ってくれてありがとうと」
―学校には手袋などを支援した
「そうです。手袋とリュックを送りました。部員全員分です」
―夏に強い打者というのは価値がある
「そうですね。夏は勝負の時期だと思いますし、この時期に去年は落ち込んじゃったので。それですごい悔しい思いをしたので。もっともっと上を目指してやるつもりなので。まだまだ満足せずに、もっと向上心もってやりたいと思っています」
―ホームランは格別
「やっぱりチームにも勢いがつきますし。本当に気持ちいいですね」
―好投手の武内を攻略できたのは
「いや、僕だけの力ではない。きょうはジェッシー(水谷)が4本打ったり、モーレがホームランを打ったり、郡司さんがああやって2安打して、チャンスでしっかり1点を取ってくれたり。そういうのがあってこそなので。全員の力で打ち崩せたんじゃないかなと思います」