【一問一答】伊藤大海 5失点も粘って9勝目 個人成績よりもチームのために
■パ・リーグ16回戦 西武7-8日本ハム(8月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの伊藤大海投手(26)が11日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に先発し、7回5失点で9勝目を挙げた。打ち取った当たりが再三、安打になるなど、不運な失点もあったが、粘ってリードを守った。試合後の一問一答は以下の通り。
―5失点しながらも勝ち星がついた
「前回は1失点で付かなくて、今回は5失点で付くという。あらためておもしろいなと思います」
―三回は打ち取った当たりがヒットに。不運な失点だった
「でも(良くなかったのは)先頭のフォアボールだと思います」
―監督が今年はカッとせずに修正できると
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「去年よりも割り切りというか、ここからもう一回仕切り直すとか(意識している)。試合の責任投手として最後まで全うすること。当たり前なんですけど、そういうところをしっかりやっていった結果がいい方向につながっているのかなと」
―やるべきことを自らに言い聞かせながら投げているのか
「打者ごとに意識したいこと、意識すべきことがあるんですけど、それは試合前までに頭に入れて。試合中はもう作業というか。自分の動き(に集中)。100球を投げるときに100回、同じ動きができるようにとか。余計な情報が入らないようにして、ディフェンスの世界に入り込む。もちろん(得点したら)うれしいんですけど攻撃には関与しない。試合後、一緒に喜び合えばいいなと」
―点が入ってもあまり表情に出さない
「良いときも悪いときも表情に出さないように。出てしまうときもありますけど、そこはすごく意識している部分ではあります」
―真っすぐが強かった
「真っすぐは良かったですね。強さはあったんですけど、いい高さ、コースにコントロールできたかと言えば、そうではなかったのかなと。結果論ですけど。状態としては悪くなかったですし、体のコンディションはいいので、次回、しっかり頭を整理して粘り強く投げられたら」
―10勝の有原に次ぐ9勝目。勝利数は意識するか
「意識すべきかもしれないんですけど、1試合1試合、去年とは違った感覚で野球ができている。きょう5失点して全然満足できる内容ではないんですけど、チームが勝ったことが何よりもうれしい。自分の勝ち負けがつくことより、チームが勝つことがうれしい。イニングで貢献できたりとか、そういうところが大事」
―過酷な9連戦。7回まで投げた
「きょうの点差なら絶対にいかなければいけない。次こそは、みんなが休められるようにしっかり準備したい」