【一問一答】松本剛が31歳バースデーマルチ ミス取り返す清宮の働きを称賛
■パ・リーグ16回戦 西武7-8日本ハム(8月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの松本剛外野手が11日、31歳の誕生日を迎え、自らのバットで節目を祝った。エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に1番でスタメン出場。マルチ安打を記録し、連続試合安打も自己最長「14」まで伸ばした。試合後は、連勝の立役者として清宮幸太郎内野手(25)に言及。アウトカウントを間違えた痛恨のミス(8月6日の楽天戦)を反省し、打って挽回する姿をたたえた。一問一答は以下の通り。
―いい誕生日になった
「そうですね。良かったですね」
―エスコンで迎える誕生日は初めて
「ボードを掲げてくれているファンの方がたくさんいて、素直にうれしかったです」
―試合前の円陣で声かけをしていた
「誕生日だったので、声かけをしてくれと言われて。とにかく勝ってくれと言いました」
―1打席目のハッピーバースデーの合唱はどう感じたか
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「聞きましたね。ストライクでも見逃そうと思っていたので。すごくうれしかったですね」
―誕生日にヒットも出て
「2打席、打てなかったので。うわ、なんか、こういう日に止まるんかな…と思いながらも、感覚的には悪くなかったので。あまり考えず、シンプルにいったらヒットが出たので。なんせ、勝てたことが本当に良かったです」
―五回の3打席目は同点の場面で口火を切った
「すごく大事な打席になると思って、大事にいくのか、ヒットを狙いにいくのか、悩んでいたんですけど、相手がいい投手なので、積極的にいこうと思って、いいところに落ちてくれましたね」
―1打席目にはセーフティーバントを試みた
「曲(登場曲)も変わっていて、ちょっと動揺していたので(笑)。落ち着かせる意味でやりました。いいアイデアだったんですけど、ちょっと強かったですね。サードもだいぶ後ろにいたのが見えていて、カウントが整って、振ってもファウルになりそうだなと思って仕掛けました」
―5連勝で貯金10
「清宮がね、アウトカウントをミスして、落ち込むどころか、めちゃめちゃ打っている。まあ、やってはいけないミスをした後に、ああやって打って取り返せるのが、野球ではあるのかなと思うので、それを彼が実行しているかなと。きょう、ピン(石井)もミスが出ましたけど、その後に打って返す、という意識が見えていた。みんなそういう気持ちがある。取り返せるスポーツだと思うので、最後までそういう気持ちでいければいいかなと思います」
―仙台で清宮をイジりながら、アウトカウントをチェックするよう伝えていた
「本当に厳しく言うのであれば、絶対にやってはいけないミスですが、誰にでも起こりうるミスでもある。出ていいミスと、出てはいけないミスで言うと、年間通してもあってはならないミスなのは、事実なので。ただ、本人も監督にも言われたと思うし、コーチにももちろん。選手間でも厳しい声が多少なりとも出ていた。それを打って勝って笑いに変えたというのが、彼の良さだと思う(笑)。極論、負けていたらもっともっと言われている。僕が試合中にプレッシャーをかけていた。『おまえ、きょう負けたらとことん言われるぞ』と。そうやって言うことによって、僕自身もそうですし、選手の間でもああいうミスは起こしてはいけないと、再認識された試合だった。みんなアウトカウントに対する意識はより高くなっていますし、いいミスに変わったのかなと」