【一問一答】プロ初セーブの生田目翼 スクランブル登板も併殺打と三振でピシャリ「池田のおかげで…」
■パ・リーグ17回戦 西武1-5日本ハム(8月12日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの生田目翼投手(29)が4点リードの九回無死一、二塁から登板し、試合を締めた。併殺打と三振という走者を返すことのない見事な投球で、6年目にしてプロ初セーブを記録。難しいスクランブル登板に対応する右腕の存在は大きくなってきた。試合後のヒーローインタビューと囲み取材の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―エスコンのお立ち台からの景色は
「きょう、何と私事なんですけど、栃木から石井くんのおばあちゃんが来てないので、地元の友達が来ていた。いいところを見せられたかなと思います」
―九回無死一、二塁での登板
「福島が投げるときはだいたい僕も投げているので、それなりに心の準備はできてました」
―抑えたときの気持ちは
「ほとんど記憶はないです。いつの間にかゼロで終われていたので、良かったです」
―プロ初セーブを記録した
「こういう場面で投げることがないので、いい経験になりました」
―31試合目の登板。これまでとは違うシーズンを送っている
「あとがないので、何とか爪痕を残そうと必死に頑張っている現状です」
―あすからロッテ戦を迎える。チームを代表して意気込みを
「代表するような選手じゃないんですけど、あすからも一戦必勝でみんなで力を合わせて頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
【囲み取材】
―イメージ通りの打ち取り方だったか
「そうっすね。とりあえず前に飛ばしてもらおうっていうのもあったし、三振も取りたかったんですけど、コースが良くて、いいゲッツーを取ってもらいました」
―ブルペンで「いくぞ」となったときの心境は
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「その前に(投手コーチの)建山さんに『2人出たら行くかも』っていうのは言われていたので、それなりに準備はできてました」
―ボール球が1球もなかった
「そうなんですか? 振ってくれたからじゃないですか。満塁にしたくはないし、(投手コーチの)加藤さんから『2点まで取られていいよ』って言われていたんで良かったです」
―初セーブは
「嬉しいです」
―セーブシチュエーションなのは分かっていたか
「やんわり聞いていたっすね。河野とミヤさん(宮西)とブルペンにいたんで、その話はしていたんですけど、あんまり意識はしてなかったです」
―今季ここまで結果を残せている要因は
「本当に監督さんが使ってくれるのと、あとはコーチがいろいろと助言だったりサポートしてくれて、周りに中継ぎを長年やられてきたピッチャーがいっぱいいるんで、日々勉強しながら何とか食らいついていこうと思っています」
―最近は思っているところに投げられている印象
「そのあたりは最初の方はゾーンで投げようっていう考えで投げていたんですけど、池田が『しっかりラインに投げたら絶対打たれないから』っていうのを言ってくれて。それから結構意識できて、池田のおかげで狙ったところに投げられているなと思います」
―走者を置いた場面の心境は
「もちろん苦しいですけど、助け合いなんで。前のピッチャーのランナーをできるだけ返したくないし、もちろん点数も取られたくないので、そこは自分に圧をかけてますけど、多少なり開き直れているというのがあるので。コーチも『開き直っていけよ』っていうのを言ってくださるので、それで結構リラックスして投げられているかなとは思います」
―武田コーチからアドバイスをもらっている
「そうですね。(シーズン)最初の方もブルペンにいらっしゃったときはいろいろと言ってくれて、今は建山さんが(ブルペンに)いるんですけど、いろいろとすごい身になるようなアドバイスもいただいて、コーチに感謝してます」
―武田コーチは(社会人野球の)日通で一緒にやっていたことが大きいか
「めちゃめちゃ大きいと思いますし、1年間しかやってないんですけど、僕の中では本当に救世主という気持ちが強いです」
―「開き直れよ」も武田コーチが
「みんな投手コーチの方は『開き直っていけよ』っていうのは言ってくださる」
―基本的に先発をやってきたが、今年は中継ぎでのやりがいを感じているか
「やっぱりピンチを抑えたときはめちゃめちゃ嬉しいですし、毎回先発だったら5回持たなかったので。中継ぎも大変ですけど、抑えたときは気持ちいいというか、嬉しいし、やりがいは感じます」