ファイターズ
2024/08/13 18:55

《ハム番24時》8月13日

 

 九死に一生を得た。今季右手首の負傷から復帰した浅間だが、3日のソフトバンク戦ではあわやという危機に見舞われた。「1番・左翼」で先発出場していた浅間の八回の第5打席。ソフトバンクの左腕・ヘルナンデスと対峙しての3球目だった。2ストライクから抜けてきた149キロ直球が右手首付近に直撃。すぐに代走・五十幡を送られ、浅間はベンチに退いた。右手首の負傷を乗り越えて1軍に昇格しただけに、肝を冷やした場面だったが、幸いにも、当たったの箇所はグリップに掛けている小指球の部分で大事に至らずに済んだ。

 浅間は「本当に死んだと思いました…」と恐怖の瞬間を振り返った。インステップから横手気味に150キロ超の直球を投げ込むヘルナンデスについて「投球フォームも怖いんですよ」と話すように、剛球が向かってくる脅威との戦いでもあるようだ。

 100試合を過ぎた2024年シーズン。チームは勝ち星を重ねて勢いに乗っているだけに、誰もが負傷離脱だけは避けたいところ。どこに落とし穴があるか分からない。勝利はもちろんだが、選手の無事も祈りながら、残りの戦いぶりを見守りたい。

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