ファイターズ
2024/08/19 15:00

《ハム番24時》8月19日

 七飯町出身の鍵谷陽平投手(33)は強靱(きょうじん)なボディーで知られる。中央大在学中、先輩の沢村拓一投手(36、ロッテ)の影響でウエートトレーニングに熱中してきた。現在もハードメニューは継続中だ。ストレングス&コンディショニング担当の小山田拓夢トレーナー(32)は「(鍵谷が)今までやってきた元のメニューを見て感じたことをアドバイスしている」という。

 主な内容はベンチプレスなど数種の機器を組み合わせたトレーニングを20セット。スクワットは200キロを挙げ、チームNO1の数字をこなす。今季、日本ハムに復帰した鍵谷は春先、ベンチプレスの重量は80キロ程度のメニューで臨んでいたが、半年間で115キロをこなすまで増量した。鍵谷は「過去最大のボリューム。新たな挑戦ですよ」と笑顔を見せた。

 主に担当する小山田トレーナーは、早大スポーツ科学部で学び、野球部にも所属。150キロ超えの投手出身で独立リーグにも在籍したことがある。そんな経験を生かし、33歳のベテランのさらなる肉体改造を手助けする。小山田トレーナーは「筋力アップは何歳からでもOK。筋力があると疲れもたまりづらい。障害予防にもなるし、投球のメカニズムとかみ合ったトレーニングはプラスになっている。球威も増したし、スピードもまだ上がるはず」と期待していた。

肉体改造を試みる鍵谷(左)と小山田トレーナー=撮影・岩田浩之

  

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